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"必要な時に武力を使えてこそ安保"

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/461029.html

原文入力:2011-01-27午後08:14:08(1186字)
チョン・ヨンウ外交安保首席 発言
"北に米・肥料支援はわいろ"

ソン・ウォンジェ記者

チョン・ヨンウ大統領府外交安保首席は27日 「金正日とその指導層に依存する、米・肥料を持って行って買う平和は、わいろを持って行くことを中断した瞬間にこわれる」として「明日の平和を仮払いしながら平和を享受し、明日は平和が危険になるというのは私たちが願う平和ではない」 と話した。

チョン首席はこの日、ソウル グランドヒルトン ホテルで開かれた‘民主平和統一諮問会議(民主平統)創設30周年全国副議長・協議会長合同会議’政府報告で 「統一される時まで私たちが(追求)しなければならないのは持続可能な平和でなければならない」 としてこのように明らかにした。 彼は「確固たる安保が後押しされてこそ平和が持続可能だ」 として 「70万大軍があって良い武器があるとできるのではなく、必要な時に武力を使用できてこそ安保になる」 と付け加えた。

こういう発言は米・肥料など対北韓人道的支援を北韓に対する‘わいろ’と規定したことであり、波紋が予想される。今後も対北韓人道的支援を媒介とした南北関係改善よりは、軍事力に基盤を置いた対北韓強硬策を持続的に繰り広げるという意味に解釈される。

チョン首席は最近、南北当局間会談が推進される状況と関連して 「(南側が提案した‘非核化高位級会談’は)北韓が本当に核放棄を決めて6者会談に出てくるということなのか、さもなくば6者会談に出てきて制裁も緩和してくれと言うことなのか、それをあらかじめ南北間で会って尋ねようとすること」 とし「真正性が確認されなければ6者会談は北韓が今出てきて制裁を解決してくれと話す場にしかならないだろう」 と評価した。彼は続けて「北韓が天安艦・延坪島事態に対して謝ると言い、南北関係の全てのことがうまくいくわけではない」 として「それは始めるための試験台であり、非核化が進展されなければならない。 非核化は死んでもできないというのに謝罪だけすると言うのなら解決できない」 と強調した。チョン首席はまた「北韓が(平和攻勢など)あれこれつくしてみて、だめなら核実験をしたり長距離ミサイル実験をしたりして内部不満を外に回そうとするだろう」 としながら「よく備えている」 と話した。

彼は 「北韓の崩壊、吸収統一はわが政府の目標ではない」 として 「ただし北韓が自ら崩壊を招来することだけ選んでするならば自ら滅びることを防ぐことはできない」 と話した。

ソン・ウォンジェ記者 wonje@hani.co.kr

原文: 訳J.S