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‘救出作戦 広報過剰’情報漏れ 論難

原文入力:2011-01-25午前10:20:17(1384字)
国会国防委で与野議員 "保安漏洩" 叱責
天安艦事件の時 TOD映像 公開忌避とは対照

←イ・ソンホ合同参謀本部軍需支援本部長(前列左側)が24日午後、国会国防委懇談会で海軍青海部隊による三湖ジュエリー号船員救出作戦に対する結果を報告するために壇上に向かっている。 右側はキム・クァンジン国防部長官. キム・ギョンホ記者 jijae@hani.co.kr

軍当局が‘アデン湾黎明作戦’広報に熱を上げており細部的な保安事項まで公開しているという指摘が24日提起された。

この日、アデン湾作戦結果を聞くために開かれた国会国防委員会懇談会でキム・ジャンス ハンナラ党議員は「今回の大統領の決心に賛辞を送る」としつつも「しかし、我々が海賊に我々の対応と戦術方法をややもすれば知らせることにならないかという恐れがある」と指摘した。同党チョン・ウイファ議員も「従軍記者がしてもこれほど正確に(報道)できないと考える」と皮肉り、チョン・ミギョン議員も「あまりに詳細なことまで言論に出ていくことは未来の生命を担保とすること」と指摘した。

イ・ジンサム自由先進党議員はイ・ソンホ合同参謀軍事支援本部長が作戦経過を報告すると「気が抜けてしまったのではないか。保安漏洩をしているね」とし「このように機密を全て公開すれば、今後ソマリアで類似作戦をして成功するという保障があるか」と問い詰めた。

実際に軍は去る21日、救出作戦成功直後にその過程と方法を時間帯別に詳しく説明した。この過程でチェヨン艦が特定周波数の‘VHF商船検索網(CH-16番)’で三湖ジュエリー号を呼び出し救助作戦が始まるという内容を韓国語で知らせたという事実と、米海軍の海上哨戒機(P-3C)が船尾と船橋、中甲板の海賊動向を知らせた通信内容も公開された。MP5 9㎜機関銃など海軍特殊戦要員(UDT/SEAL)の武器諸元も露出した。軍高位幹部らもテレビに出演し長時間インタビューに応じた。こういう軍の態度は昨年3月の天安艦沈没時の熱像監視装備(TOD)動画を適時に公開せず批判と混乱を自ら招来したことに比べて二律背反的という指摘だ。

←‘アデン湾作戦’ UDT要員らソマリア海賊に拉致された三湖ジュエリー号船員救出作戦を行い成功した海軍青海部隊特殊戦要員ら(UDT)がチェヨン艦艦上に集まり撮った写真が24日公開された。海軍提供

ホン・ジュンピョ ハンナラ党最高委員もこの日の最高委員会で「軍将軍の職位と名前、人的事項はそれ自体が軍事機密に属するのに、これら方々がテレビに出てきて作戦内容を説明するのは真に呆れ返る」として「広報も良いが軍事作戦広報は愚かな行為だ。敵に我々の内部をみな知らせる愚かな行動はしないようお願いする」と指摘した。

こういう指摘に対しキム・クァンジン国防部長官はこの日、国防委懇談会で「最大限作戦保安に対して留意するものであり、これ以上は資料が出て行かないように留意する」と退いた。 ソン・ヨンチョル記者 sychee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/460441.html 訳J.S