原文入力:2011-01-17午後08:33:04(1416字)
城南撤去民など寒波の中 闘争
‘追慕委’再開発制度 改善要求
ソン・ジュンヒョン記者、シン・ソヨン記者
←龍山惨事2周忌を3日後に控えた17日午前、ソウル、龍山区、元暁路の南一堂跡で‘龍山惨事2周忌汎国民追慕週間宣言記者会見’が開かれ、遺族と市民社会団体会員たちが惨事の責任者である政府と警察首脳部を糾弾している。 シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr
"パパが監獄からはやく出てきて欲しいです。"
11歳のジュンウはパパという言葉を聞いただけで涙を浮かべる。ジュンウはパパがいない間、激しいうつ病を病み京畿城南市の精神保健センターで心理治療を受けている。ジュンウのパパ、キム・チャンス氏は城南、丹垈洞の撤去民対策委員長を引き受け拘束され、最高裁で懲役4年を宣告され順天刑務所で服役中だ。
ジュンウのパパが撤去反対闘争を行った丹垈地区アパート再開発現場横のテント座込み場には17日にも‘人が暮らしています。強制撤去は殺人だ’と書かれた横断幕が掲げられていた。暗いテントのコンクリート床には冷気がみなぎっていた。しかし、その横のアパートは着々と階数を高めている。
龍山惨事2周忌を三日後に控えたこの日、龍山惨事遺族と人権団体活動家らで構成された強制退去監視団など40人余りは城南、丹垈洞の工事現場をはじめ、ソウル、銅雀区、上道4洞と弘益大学校前トゥリバンなど撤去地域を訪ねた。 これら地域は全て対策なき強制撤去に対抗し人々の抵抗が続いている。例えて言うなら第2,第3の‘龍山’だ。
←龍山惨事2周忌追悼行事
城南、丹垈洞では今も3家族5~7人が体感温度零下20度に耐えながら道路の一角で抵抗を続けている。これらが住んでいる住居は2009年1月20日に龍山惨事が発生して3ケ月後の5月6日、用役業者の手で強制撤去された。収監中のキム・チャンス氏に続き対策委院長を引き受けたキム・スンヨル氏は「龍山惨事現場に抗議しに行った間に、用役企業等が住居をはき捨てた」として「その後1年6ヶ月を越えたが城南市は撤去民のために何らの対策も出さずにいる」と悔しさを爆発させた。
龍山惨事の時、舅イ・サンニム氏と死別し、夫イ・チュンヨン氏(龍山撤去民対策委員長)まで収監されているチョン・ヨンシン氏は「去る2年間、ここ丹垈洞座込み場のことがまるで自分のことのように思え、すでに何回訪ねてきたのか分からない」とし「地主や用役らに殴られて頭蓋骨が割れた撤去民たちもいる」と語った。
この日、強制退去監視団としてまた別の再開発現場である上道4洞を訪ねた大学生カン・ミンス氏は 「家々は撤去され廃虚になったが、民間業者らは金にならないので引き上げ、地方自治体は自分のことではないとし手をこまぬいている」として「無責任な再開発の悪循環に対し根本的な対策が必要だ」と話した。
先立って‘龍山惨事2周忌汎国民追慕委員会’は来る20日まで続く惨事2周忌追慕週間を始め、この日 惨事現場の南一堂跡で再開発制度の改善を要求する記者会見を行った。
城南/ソン・ジュンヒョン先任記者 dust@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/rights/459195.html 訳J.S