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警察幹部 41人が‘飯場’に会った

原文入力:2011-01-13午前08:30:03(1140字)
‘ユ氏接触’自主申告… "大部分がカン・ヒラクの指示、違法行為はない"

ホン・ソクチェ記者

←チョ・ヒョノ警察庁長官(前列右端)と全国付属機関長、地方庁長など警察首脳部が12日午前、ソウル、西大門区の警察庁ムクゲ室で開かれた全国指揮官会議で国民儀礼の開始を待っている。パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr

建設現場食堂(飯場食堂)金品ロビー疑惑事件と関連し、警察総警以上の幹部41人が飯場食堂運営業者代表ユ・サンボン(65・拘束起訴)氏と接触していた事実が警察の自主調査で確認された。

警察庁は12日 「全国の総警級以上幹部560人余りを対象に‘ユ氏接触自主申告’を集めた結果、計41人がカン・ヒラク前警察庁長官など当時の上級者の指示と個人的な縁などでユ氏と接触した事実があると申告してきた」として「だが、捜査や懲戒理由に該当する違法行為をしたという申告はなかった」と明らかにした。警察はこれら41人を除く残り520人余りはユ氏と接触した事実がないと申告したと付け加えた。

これら41人の内、大部分は面会自体を断るなり、夕食の席などで会ったが請託は断ったと知られた。だが、ユ氏に建設現場所長などとの出会いを斡旋した後、代価としてワインを受け取ったり、斡旋を断ったにも拘らず宅配で送られたガンギエイを受け取った事例があったと警察は明らかにした。

警察はユ氏と接触した幹部の内、大部分はカン前警察庁長官の指示に従ったものだが、イ・キルボム前海洋警察庁長官とパク・ギリュン前京畿警察庁2次長、キム・ビョンチョル蔚山地方警察庁長官など別の前・現職高位幹部の指示によりユ氏と接触した人も6人いたと伝えた。ユ氏との接触事実を申告した警察幹部は殆が一線署長級で、カン前警察庁長官の勤務地だったソウル・京畿・釜山・慶南など建設現場が集中した地域を担当していたと警察は明らかにした。

警察は総警級以上の幹部らがユ氏の全方向ロビー対象になっていたことに困惑しており、対策準備に腐心している。チョ・ヒョノ警察庁長官は「警察庁長官など上級者の指示ならば法と規定を別にして従わないわけにはいかなかった慣行を断ち切るため、指揮官の権限誤・乱用を牽制する装置を用意する」とし「内部告発者特進制の導入と問題指揮官の指揮権剥奪などによる透明な組織システム構築に渾身の力を注ぐ」と話した。

ホン・ソクチェ記者 forchis@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/458451.html 訳J.S