原文入力:2011-01-13午前08:48:30(1528字)
埋没家畜 141万頭中 90% 生きたまま
一部地方自治体‘微生物で消毒・浄化’効果
パク・ギョンマン記者
口蹄疫事態で埋没家畜が急増する中で、防疫当局が埋没処分した豚 117万頭余りのほとんど全てが無差別的に生きうめにされており、地下水汚染など後暴風が憂慮されている。埋没地浸出水被害などを憂慮した京畿道高陽市など一部自治団体では家畜埋没時に消毒効果などの高い‘有用微生物散布’を試図している。
京畿道坡州のある豚埋没地付近の溝から去る3日、血液が混じって出てき、慶北、霊泉でも浸出水が噴出し道路と溝に流れ込み住民たちの嘆願が提起された。生き埋めした豚たちが地団駄を踏み浸出水の流出を防止する遮水膜(ビニール)が裂けたためと推定される。
11日までに埋められた牛・豚は129万826頭で、この内の91%を占める豚117万7800頭は殺処分薬品の不足などのために、ほとんど全てが生きたまま埋められている。家畜埋没地は全国2259ヶ所に及ぶ。
それでも政府は生きうめを黙認している。政府の‘口蹄疫緊急行動指針’にも "射殺・電殺(電気衝撃)・打撃・薬品使用の内、現場での使用が容易で迅速に完了できる方法を適用する" とされているだけで、生きうめの禁止は明示されていない。
切迫したいくつかの地方自治体が‘有用微生物散布方案’を持ち出した。口蹄疫感染の拡散を防ぎ、悪臭と浸出水汚染などの2次被害を防止するのに役立つという期待からだ。有用微生物(Effective Microorganisms・EM)という光合成細菌、乳酸菌、酵母菌を株菌として作った微生物の複合体を指す。
高陽市は12日午後、乳牛73頭を2週間前に埋めた後、悪臭と浸出水流出などの被害が発生した一山東区、芝英洞の埋没地と農家周辺にEMを散布した。EM散布方案を提案したイ・ウンジュ ソウル大生命科学部教授は 「強酸性や強アルカリ性物質が口蹄疫ウイルスを急激に破壊するが、人体と家畜などに良くない影響を及ぼす」として「現在、口蹄疫殺菌に用いられている強アルカリ性物質の生石灰とともにEMを埋没地周辺に散布すれば消毒効果がさらに高く、悪臭や浸出水の発生が大幅に減るだろう」と明らかにした。
昨年5月、口蹄疫が襲った日本、宮崎県でもEMを使い口蹄疫を鎮静させるのに効果を上げたことが確認された。実際に去る7日から埋没地にEM発酵液を投じてきた京畿道、東豆川市でも悪臭が減った。東豆川市関係者は「上牌洞の3ヶ所など計6ヶ所にEM発酵液を投じたが、直ちに悪臭と関連した嘆願が消えた」と話した。
地下水汚染憂慮が提起されるや環境部は12日、慶北、安東など17ヶ市・郡埋没地付近に上水道管を優先普及するため857億ウォンを支援したと明らかにした。埋没地が増える中で、地方自治体が需要調査した結果 3000億ウォンがさらに必要な実情だ。
一方、政府は12日 李明博大統領主宰で大統領府で口蹄疫関連緊急関係長官会議を開き、全南・北と慶南をはじめとする全国で予防薬(ワクチン)接種を拡大することにした。済州は除かれた。イ・サンギル農林水産食品部食品産業政策室長は「牛は全体が接種対象だが、豚は母豚と種豚以外に肥育豚や子豚まで接種するかは明日の家畜防疫協議会で決める」 と話した。高陽/パク・ギョンマン記者、ナム・ジョンヨン、ファン・ジュンボム記者 mania@hani.co.kr
原文: 訳J.S