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オ・セフン "無償給食 住民投票しよう" …クァク・ノヒョン "施行控え混線煽る"

原文入力:2011-01-11午前08:55:05(1198字)

イ・ギョンミ記者、イ・ジェフン記者

←オ・セフン ソウル市長(右側)とクァク・ノヒョン ソウル市教育長が10日午前。ソウル世宗文化会館世宗ホールで開かれた‘2011教育界賀詞交換会’に参加し互いに別の方向を眺めている。 ニューシス

無償給食を指して "福祉ポピュリズム" と繰り返し非難してきたオ・セフン ソウル市長が今度は無償給食施行可否を住民投票で切り分けようと提案した。ソウル市議会民主党市会議員らは「ソウル市政跛行の責任を免れようとする政治的策略」とし、クァク・ノヒョン ソウル市教育長は 「政治的意図に基づく提案」と批判した。

オ市長は10日、ソウル市庁で記者会見を行い「無償給食に足かせをかけられ膠着状態におちいったソウル市政を放置できない。全面無償給食施行可否に対する市民の意を尋ねようと思う」とし、無償給食施行可否を住民投票に任せることを提案した。

住民投票は住民に過度な負担を与えたり重大な影響を及ぼす地方自治体の政策を住民たちの投票で決める制度だ。2004年7月の制度導入以後、2005年済州道行政構造改革、2005年清州市・清原郡の行政区域統合、2005年慶州・群山・浦項・霊徳の放射性廃棄物処理場誘致などと関連してこれまでに3回行われた。

市長や市議会が直接請求したり、市民が有権者数の1/20(ソウル市では41万8000人)の署名を集めれば請求できる。市長が直接請求すれば、市議会が過半数の出席で過半数の賛成で決めれば住民投票が可能だ。

オ市長はこの日、最近 民主党が党論として採択した無償医療と半額授業料を狙い「本格的に押し寄せてきている‘亡国的無償津波’を首都ソウルで阻めないならば国家百年大計が揺れる」と主張した。

これに対し、オ・スンロク ソウル市議会民主党スポークスマンは立場発表文を出し 「予算に関する事項は住民投票に任せることができないよう住民投票法に明示されている」とし「オ市長の提案は自ら招いたソウル市政と市議会の跛行責任を免れようとする政治的策略」と批判した。

クァク・ノヒョン ソウル市教育長はこの日 ソウル市教育庁で開いた新年記者懇談会で「ソウル市教育庁が小学校3ヶ学年に対する全面無償給食予算を確保し施行を控えている状況で(オ市長が)こういう提案をするのは学校現場の混線を招くだけ」として「市議会で通過しないことを知りながら純粋に政治的な目的と意図で提案したもの」と話した。

イ・ギョンミ、イ・ジェフン記者 kmlee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/458065.html 訳J.S