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‘平壌爆撃’うわさで金日成大学学生たち集団欠席

https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/455598.html

原文入力:2010-12-24午後05:26:16(1189字)

去る20日、南側の延坪島砲射撃訓練期間、金日成総合大学の学生たちが平壌地下鉄駅に集団待避するなど北韓社会も南側に劣らない‘戦争恐怖症’を体験したことが分かった。 米国<自由アジア放送>は23日、北韓内部消息筋を引用して深刻な戦争恐怖に包まれた北韓社会の風景を伝えた。
咸鏡北道、清津市のある大学生は平壌の金日成総合大学に通う友人に聞いたとし「延坪島で射撃訓練が始まった20日、金日成総合大学政治経済学部と革命歴史学部、語文学部をはじめとする社会科学中心の学部に所属する高位層子弟らが大部分欠席をし、そのために学部出席率が30%以上下がった」 と伝えた。 特に南側が射撃訓練を行った20日午後の時間には大部分の大学生が大学を抜け出し有事の際に待避できる平壌地下鉄三興駅周辺に大挙集まったとこの大学生は付け加えた。北側は自然科学忌避現象で高位層の子弟らの大部分が人文・社会科学分野へ進学をしているが、これら学部で高位層の子弟らが集団欠席し本当に戦争が起きるのではないかとの憂慮が広がり、慌てたあげく学生たちも午後の日課を中断し最寄りの地下鉄駅へ待避する騒動が起きたということだ。

平壌市中間級幹部の子弟らが多い金亨稷師範大学もこの日、平壌市出身大学生らの大部分が欠席をするなど戦争の恐怖が北韓社会全般に広範囲に広がったと放送は報道した。 金亨稷師範大学には 「現在、米国のステルス爆撃機が平壌上空を飛んでいる」 といううわさまで出回ったことが分かった。 これと関連して北韓当局は「高位幹部子弟らを相手に‘米国が今日平壌を爆撃するだろう’という噂をたてた学生たちを調査している」と清津市の大学生消息筋は伝えた。

北韓では先月23日延坪島砲撃後、韓半島の軍事的緊張が高まり為替レートが沸騰し黄海南道の住民移動が禁止されるなど社会的後遺症も少なくないと知らされた。 咸鏡北道、新義州市のある大学教授は 「延坪島事件で11人の死傷者が出たといううわさが大学生の中で出回っており、現在 黄海北道、沙里院南地域は証明書発給が中断され電話も途切れた状態」と話した。 清津市の大学生は「平壌市幹部と貿易労働者家族らを中心に広まった外貨買い入れ騒動が地方にまで広がり為替レートが突然二倍に騰がり、大きな損害をこうむった商売人が商売を中断している」として 「平城市では先月28日に両替商と市場商売人の間に貸したお金を取り戻すための集団乱闘劇まで起きた」と伝えた。

ソン・ウォンジェ記者 wonje@hani.co.kr

原文: 訳J.S