原文入力:2009-02-09午後10:21:16
キル・ユンヒョン記者キム・ギテ記者
国家情報院長候補者であるウォン・セフン行政安全部長官が江南地域不動産投機が猛威を振るっていた1980年代初め、ソウル盤浦一帯で4年間に5回もアパートを未登記転売し譲渡税を脱漏したという疑惑が提起された。また1999~2001年頃、ウォン候補者夫人が京畿 抱川一帯の田畑をウォン候補の姉とともに保有し農地法違反疑惑もふくらんだ。
9日国会人事聴聞会要請資料によれば、ウォン候補は1978年ソウル,鍾路区,旧基洞の一戸建て住宅を売却し79年6月瑞草区,盤浦洞の住公アパート323棟に引越した後、83年4月まで4年余りの間に同じ住公アパート内で4回、江南区,狎鴎亭洞,漢陽アパート内で一回など計5回アパートを売買したが、一度も登記をしていないと確認された。平均10ヶ月ごとにアパートを売り引越ししたもようであり、2度はわずか3ヶ月でアパートを売買した。5回の売買過程でウォン候補所有のアパートは18坪(79年6月),25坪(80年12月),35坪(83年4月)とますます大きくなった。アパートを未登記転売して得た差益で坪数を増やし未登記転売で譲渡所得税を脱漏したのではないかとの疑惑が起きている。
また<ハンギョレ>が入手した韓国土地公社の‘(ウォン・セフン)候補者と直系尊卑属の不動産取り引き内訳’によれば、ウォン候補の夫人イ・ビョンチェ(57)氏他1名は1999年5月、京畿,抱川郡,蘇屹邑,チク
トン里276・277番地の土地(3306㎡)を8600万ウォンで買い入れた。 土地取り引き許可・申告区域契約者らは不動産契約書‘原本’を管轄地方自治体に届け出なければならず、土地公社はその資料を集めて電算管理する。しかし、この土地の登記簿謄本にはこの土地の所有主としてウォン候補の姉(60)だけが記載されておりイ氏の名前を隠そうとしたという疑惑が起きている。この土地は農地法により規制を受ける畑で当時の規定上、この土地を買おうとする人は直接農作業をしなければならない。土地を買った時、イ氏の住所はソウル江南区,新寺洞、姉ウォン氏の住所はソウル,蘆原区,孔陵洞,Oアパートであった。姉ウォン氏はこの土地を2001年4・5月の二度にかけて売ったが、ウォン氏が土地を保有していた1999~2001年にこの土地の1㎡当たり公示地価は3450ウォンから6170ウォンに80%ほど上がった。この取り引きでウォン氏は数千万ウォン台の利益を残したと推定される。
これに対して、ウォン候補者は「抱川の土地は姉が債務関係によって所有することになったもので妻とは全く関係がない」と説明した。未登記疑惑に対しては「当時、江南地域で区画整理が終わらなくて登記することはできなかった」と話した。
キル・ユンヒョン,キム・ギテ記者charisma@hani.co.kr