原文入力:2010-12-06午後08:12:49(756字)
報恩 弓貯水池 堤防嵩上げ中断を要求… "この身を犠牲に" 文を残す
オ・ユンジュ記者
政府が4大河川事業で行う貯水池堤防嵩上げ工事に抗議し、60代の農民が自殺を試み重態に陥った。6日午後1時10分頃、忠北、清州市、忠北道庁広場で忠北報恩郡、内北面、上弓里アン・ジェフン(66)氏が睡眠剤を服用し倒れているのを道庁職員が発見した。彼は病院に運ばれたが、この日午後遅くまで意識を取り戻していない。
政府と韓国農漁村公社は470億ウォンをかけ、報恩郡、内北面、上弓里の弓貯水池の高さ25mの堤防を38mへ嵩上げする工事をしており、アン氏は「耕作地が減り農業用水が余っているにも拘らず、貯水池堤防を13mも高くすれば上弓里・下弓里などの村が全て(44万㎡)水没し、20~30軒の農家住民50~60人は生活根拠地を失う」とし、住民たちと共に今年初め住民対策委員会を設け、委員長を引き受け反対運動を繰り広げた。忠北知事秘書室関係者は「アン委員長がこの日昼、道知事秘書室を訪ねてきてイ・シジョン知事との面談を要請したがイ知事が席にいなくて会えなかった」と話した。
アン委員長は自身の財布にイ知事と自身の家族などに送るメモを残していた。彼はイ知事に「上弓住民たちが安心して平和に暮らせるならば喜んで犠牲になる」という文を残した。息子と娘には 「先に行って申し訳ない。この身を捨てて政治家たちが少しでも反省するなら誰も恨まない」と書いた。
清州/オ・ユンジュ記者 sting@hani.co.kr
原文: 訳J.S