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‘グレンジャー検事’金も受け取っていた

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/452040.html

原文入力:2010-12-04午前01:05:32(1186字)
1600万ウォン 追加授受 確認
特任検事、拘束令状 請求

ノ・ヒョンウン記者

いわゆる‘グレンジャー検事’が事件当事者から車両購入代金3000万ウォンだけでなく、現金1600万ウォンを受け取っていた事実が検察による再捜査の結果、新たに明らかになった。当初、この事件を捜査し無嫌疑処分をしたソウル中央地検首脳部と捜査チームは‘不良捜査’、‘手抜き捜査’をしたという批判を避け難くなった。

‘グレンジャー検事’疑惑を再捜査しているカン・チャンウ特任検事は3日、事件関連請託と共に建設業者代表キム・某氏からグレンジャー乗用車と現金など、金品4600万ウォン分を受け取った疑惑(特定犯罪加重処罰法のわいろ)でチョン・某(51)前部長検事の拘束令状を請求した。チョン前部長検事の令状実質審査は7日午前に開かれる。

カン特任検事チームはチョン前部長検事が2008年5月から昨年10月の間にキム氏から現金と小切手など1600万ウォンを受け取った疑惑を追加で確認したと明らかにした。特任検事チームは追加金品授受事実を基礎にチョン前部長検事がグレンジャー購入代金の代納を受けたことが事件請託の代価であると判断した。

また、チョン前部長検事は自身がわいろ授受疑惑で告発された事実を伝え聞いた後、乗用車代金をキム氏に返したものと調査された。これは当初、チョン前部長検事を無嫌疑処分した検察捜査結果を覆したものだ。当時、ソウル中央地検刑事1部(部長 オ・ジョンドン)は 「チョン前部長検事が(キム氏と)永年懇意にしていて、乗用車代金を借りた後に返した」として「チョン前部長検事が告発された事実を知らない状態で金を返したので、請託の代価とは見難い」として無嫌疑処分をした経緯がある。カン特任検事チームはチョン前部長検事にわいろを渡したキム氏もわいろ供与疑惑で不拘束起訴する方針だ。

カン特任検事チームはキム氏の告訴事件を受け持ち、チョン前部長検事から請託電話を受けたト・某検事は「告訴事件と関連して不適切な業務処理はなかったことが確認された」として無嫌疑処分することにした。しかし、特任検事チームは「ト検事室の捜査官(係長)にも金品が渡されたという話があり確認中」と明らかにした。

ソウル中央地検は去る7月、チョン前部長検事を無嫌疑処分したが、国会国政監査で "検察の身内庇い" という批判が出てくるや、キム・ジュンギュ検察総長が先月16日 カン・チャンウ特任検事を任命し再捜査を命じた。

ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr

原文: 訳J.S