原文入力:2010-11-30午後08:12:56(910字)
ウィキリークス 外交文書暴露‘武大偉 さげすみ’発言 中国と葛藤 憂慮
イ・ヨンイン記者
内部告発専門サイトのウィキリークスによる米国国務部外交電文公開に対して、政府も当惑感を隠せずにいる。 統一・外交・安保の実務総責任者であるキム・ソンファン外交通商部長官、チョン・ヨンウ大統領府外交安保首席、ユ・ミョンファン前外交部長官などの実名が挙論されている上に、敏感な内容が相当数含まれているためだ。
ひとまず政府は文書内容と関連した一切の公式確認を拒否している。 外交部当局者は30日 「他国の文書に対し直接的に言及することは適切でない。それが基本だ」として言葉を慎んだ。
しかし内部的には外交電文の公開が今後の外交関係に及ぼす影響に神経を尖らせている。 特に中国側6者会談首席代表を務めた武大偉韓半島事務特別代表に対し "最も無能で傲慢な官僚" と評価したことが明らかになったチョン・ヨンウ大統領府外交安保首席の発言は、天安艦沈没と延坪島砲撃事件でそうでなくても敏感になっている韓・中関係に否定的な影響を及ぼすのではないかとの憂慮が政府内からも出てきている。 チョン首席の発言等と関連した記者らの質問に大統領府関係者はこの日 「米国の情報事項に対し大統領府が話すことは相応しくない」として即答を避けた。
娘の特別採用波動で辞任したユ・ミョンファン前外交長官も、今年1月に韓国を訪問したロバート キング米国対北韓人権特使に、海外で勤めている多数の北韓高官が最近韓国に亡命したと明らかにしたことが明らかになった。ユ前長官は現在米国に滞留している。
一部の外交部関係者たちは今回の電文公開が今後の対米外交活動を萎縮させかねないとの心配もしている。今後、米国外交官たちに正直ベースの深い話をしにくくなったということだ。 イ・ヨンイン、ファン・ジュンボム記者 yyi@hani.co.kr
原文: 訳J.S