原文入力:2010-11-23午前08:42:03(1722字)
YTN・韓国労総・親パク系イ・ヘフンなど記録
ウォン・ヒリョン、コン・ソンジン議員も…裁判所、証拠隠滅 3人‘有罪’
ソン・ギョンファ記者、ノ・ヒョンウン記者
国務総理室公職倫理支援官室(支援官室)がオ・セフン ソウル市長、ウォン・ヒリョン ハンナラ党事務総長、コン・ソンジン、イ・ヘフン ハンナラ党議員、<YTN>と韓国労総など社会各界各層に対し、全方向的な動向把握を行っていた痕跡が22日明らかになった。
22日検察によれば、支援官室ウォン・チュンヨン点検1チーム前事務官の108ページに及ぶ‘ポケット手帳’は大きく親盧武鉉・親朴槿恵系の人々の活動内訳と潜在的大統領選挙走者であるオ・セフン ソウル市長の大統領選挙への歩み、言論・労働・公企業などの動きを逐一記録していることが確認された。
この手帳にはオ・セフン市長について‘ソウル市長大統領選挙活動関連部署作ること(イメージ管理)→前回人事の時、職員発令’と記されていた。また、ハンナラ党親朴系イ・ヘフン議員については "ハンナラ党親朴、イ・ヘフン議員(健康保険)徴収 公団統合案発議、イ・ヘフンは前政府時期にも賛成、国政監査時、朴槿恵議員、チョン・ジェヒ長官 論争" と書いている。
これは支援官室が前政府要人の親盧グループと共に、李明博政府の政治的反対勢力全般に対し神経を尖らせていた情況と見える。当初‘民間人不法査察’の対象となったキム・ジョンイク(56・前?NSハンマウム代表)氏はイ・クァンジェ江原道知事と同郷出身で、ろうそく集会の資金源であるとされ査察対象になったと知られた。また、同手帳に名前が記録されていたことが明らかになったイ・シウ氏もやはりユ・シミン前保健福祉部長官の政策補佐官出身であることが確認された。
また、支援官室は<YTN>等の報道機関と各種公企業、ハンナラ党重鎮議員についても動向を把握していたことがわかった。‘ポケット手帳’には<YTN>と関連して‘YTN反対勢力’として‘京畿道政務副知事 ピョ○○、YTN ペ○○(2008.11専務),国会議員ウォン・ヒリョン、コン・ソンジン’と記されている。また、イ・ヨンドク前韓国労総委員長と関連して‘ウリB(銀行),KT,MBC労組 収賄疑惑、海外旅行時 公金流用、利用旅行会社’という字句が記されている。
しかし検察は手帳に登場する記録が査察活動には当たらないと見られるという立場だ。最高検察庁関係者は「検察は手帳に記載された内容を土台に追加疑惑があるかを調査し、手帳記載内容が犯罪と関連するという点を立証するに足る資料を発見できなかった」とし「ウォン前事務官は言論で報道されたり知人から聞いた動向を記録しただけだと述べた」と明らかにした。
一方、ソウル中央地裁刑事合議35部(裁判長 チョン・ソンジェ)はこの日‘民間人査察’と関連し、証拠隠滅などの疑惑で起訴されたチン・ギョンナク(43)前支援官室企画総括課長の控訴事実を全て有罪と認定し、懲役1年を宣告した。同じ嫌疑で起訴されたチャン・ジンス(37)当時支援官室企画総括課主務官には懲役8月に執行猶予2年が、公用物隠匿などの疑惑で起訴されたクォン・チュンギ(39)支援官室点検1チーム職員には懲役10月に執行猶予2年が宣告された。
裁判所は判決文で「チン氏が選択した行為の手段・方法は公務員たちによって強行されたとは信じ難いほど隠密で非正常的であり、国民の血税で用意された装備を損傷させ我が国の法秩序が容認できないこと」と明らかにした。チン氏らは支援官室の民間人不法査察問題がふくらむや検察の押収捜索2日前の去る7月7日、ハードディスクの永久削除を指示・実行した疑惑などで起訴された。 ノ・ヒョンウン、ソン・ギョンファ記者 goloke@hani.co.kr
原文: 訳J.S