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天安艦 今度は‘沈殿物 貝’論難

原文入力:2010-11-04午後07:56:53(1077字)
検証委 "魚雷推進体内 発見…攻撃と無関係の証拠"
国防部 "爆発後 潮流などにより穴の中に入り付着"

クォン・ヒョクチョル記者

←天安艦を沈没させたものとして発表された魚雷の推進体スクリュー穴の中(写真左)に付着した貝に‘白色花形の物体’がついている様子(写真中央)。‘天安艦調査結果言論報道検証委員会’が3日「爆発以前から貝が存在したのだろう」と主張したことに対し国防部は4日、調査の結果、貝殻(写真右)と明らかにした。国防部は「潮流などの影響で爆発後にスクリュー穴に入ったものと推定される」と話した。 国防部提供

天安艦事件の決定的証拠として提示された魚雷推進体内部から発見された白色物質が付着した貝を巡り論難がおきており、韓国記者協会・韓国PD連合会・全国言論労働組合など‘言論3団体天安艦調査結果言論報道検証委員会’(言論報道検証委)は去る3日「魚雷推進体の最後部にある2番目プロペラ内部に貝が付着していることを確認した」として「貝の終端部分に白色物質が花が咲くように生成されているという点から、この貝は政府が公開した魚雷推進体が天安艦攻撃と無関係であることを強く示している」と明らかにした。

言論報道検証委は「貝の終端部分から発見された白色沈殿物質は、貝がこの物質の生成前から魚雷推進体内にいたことを確認させる」と主張した。

国防部は問題提起された直後、戦争記念館に展示されていた魚雷推進体から問題の貝を除去し分析した結果を4日明らかにした。国防部は立場資料を通じ「魚雷スクリュー穴に挟まれている異質物は生物貝殻ではなく、割れた貝殻(2.5㎝X2.5㎝)と確認された」とし「割れた貝殻の挟まれている状態が緩いことから見て、魚雷爆発後に海底面にあった貝殻片が潮流などの影響でスクリュー穴の内部に入ったものと判断される」と反論した。国防部はまた「爆発後に貝殻と吸着物が同時に穴の中に入り付着する事もありえ、貝殻が穴に入った後にスクリュー周辺に埋まっている多量の吸着物が潮流などの影響で付着することもありうると推定される」と話した。

言論報道検証委はこれに対し 「国防部が証拠保全要求を無視し一方的に貝を引きはがし白色沈殿物を壊してしまった」と批判した。

クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/447144.html 訳J.S