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‘大統領府 性接待’Tブロード前職員… "会社の指示に従ったこと" 主張

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/444977.html

原文入力:2010-10-21午後09:27:17(1288字)
会社相手に損害賠償・復職 訴訟
検察、昨年‘テグァン ロビー’無嫌疑

ノ・ヒョンウン記者、イ・ムニョン記者

大統領府と放送通信委員会関係者を相手にした‘性接待’事件で会社を辞めたテグァングループ系列会社 Tブロードの前職職員が会社を相手に巨額の損害賠償および復職訴訟をしていることが明らかになった。この職員は 「当時の性接待は会社の指示に従ったこと」と主張しており、今回の訴訟でキュリクス引き受けのためのテグァングループのロビー形態が明らかになるかに関心が集まっている。

21日、ソウル中央地裁によれば、Tブロード前対外協力チーム長のムン・某(38)氏は、Tブロードとオ・ヨンイル当時Tブロード代表理事など5人を相手に 「4億5000万ウォン余りの損害を賠償し復職を許可しなさい」という訴訟を起こしたことが確認された。ムン氏は Tブロードのキュリクス合併承認が出てくる直前の昨年3月、ソウル、西大門区、新村のある遊興酒場で大統領府行政官2人と放送通信委員会課長などに性接待をした事実が明らかになり辞職した。

しかし、ムン氏は裁判過程で 「当時、大統領府と放送通信委員会関係者に対する酒接待と性接待は会社の指示によったもの」と主張した。これは Tブロードがキュリクスを取得する過程で 政・官界要人を対象にロビーをしたという疑惑を後押しする内容だ。ムン氏の弁護人は<ハンギョレ>との通話で 「この訴訟は最近進行されているテグァングループ捜査と関連のある事件と見ることができる」と話した。

ムン氏の訴訟は来月10日に予定された調停期日を待っている。裁判所は「原告・被告双方の主張に妥協の余地があり調停を薦めた」と明らかにし、会社側がムン氏の主張の一部を認めているものと見られる。

こうしたために当時 検察がこの事件を無嫌疑処理したことに対する‘手抜き捜査’論難が再燃する可能性も考えられる。ソウル西部地検は性接待疑惑が提起された後、4ヶ月後の昨年7月、大統領府行政官らのわいろ授受疑惑を「親密な関係によるもの」とし無嫌疑処分した経緯がある。

性接待事件が燃え広がった後、放送通信委員会も自主調査を行ったが、‘性接待は私的関係からもたらされたもので、合併のためのロビーとは関係がない’という結論を下した。放送通信委員会はまた、ロビー疑惑で延期した合併承認審査を2ヶ月ぶりに再開し Tブロードにキュリクス持分70%の引き受けを承認した。

一方、Tブロード側はムン氏の主張と関連し 「昨年、事件当時に明らかになった内容であり追加で話すことはない」とし「会社が性接待と酒接待をさせたという主張には納得が行かない」と明らかにした。

ノ・ヒョンウン、イ・ムニョン記者 goloke@hani.co.kr

原文: 訳J.S