原文入力:2010-10-20午前08:42:23(1433字)
"堰の一部を閘門に変更し船舶通行できる"
チェ・ムンスン議員‘文化観光研究院 報告書’内容 暴露
キム・ジョンチョル記者
政府が4大河川事業以後に内陸遊覧船(リバークルーズ)事業を計画しながら、堰に閘門を設置し水系別に工事区間全体を航路でつなぐ方案を検討している事実が19日、国策研究機関の報告書(写真)を通じて確認された。船舶が堰を通過できるようにさせる施設である閘門の設置計画は4大河川事業が事実上 運河事業であることを裏付ける。
チェ・ムンスン民主党議員はこの日、韓国文化観光研究院が昨年12月に作成したリバークルーズ事業関連報告書を公開した。‘4大河川線形観光資源開発計画-リバークルーズ開発計画樹立のための技術的妥当性部門’という名前のこの報告書は文化観光研究院が港湾分野設計会社の助けを得て作成したもので、4大河川水系別リバークルーズ区間選定、運航可能な船舶の種類、停泊地候補地域、観光商品化計画などを詳述している。
報告書は遊覧船が運航できる物理的条件として水深・河川幅・橋梁高さ・堰・閘門などを挙げているが、この内 堰と関連した部分で閘門の設置を示唆している。報告書は "4大河川再生事業鳥瞰図が最近発表されたが、現在の状態ではクルーズ運航時に大部分の堰を通過できなくなっている" として "しかし国民所得の増加により海外のリバークルーズ事業等が国内に紹介され、これにともなうリバークルーズ事業に対する認識変化がおきることになれば堰を行き来する運航が必要だと判断され、このような場合には各種ヨーロッパの事例とともに堰の一部区間を閘門に変更し船舶が自由に通行できると考えられるだろう" と指摘した。また、閘門に対しても "今後、利用客の要求によりクルーズ船舶が堰を通過する場合に必要な施設" としながら‘シップリフト’、‘インクライン’等の様々な閘門の種類を紹介した。
報告書はまた、4大河川工事が終われば現在ソウル市が漢江と京仁運河をつなぐアラベッキルに構想中の5000t級遊覧船を漢江だけでなく錦江・洛東江・栄山江にも浮かべられると分析した。報告書はこれと共に河川地域別運航コースを提案し、洛東江全区間に対して5~6日コースの観光商品開発を積極的に模索しなければなければならないと明らかにしている。漢江の場合には短距離運航コースを開発しながらも、観光客が増加すれば1泊2日観光商品を、錦江と栄山江は2泊3日コースを事業モデルとして書いた。
チェ・ムンスン議員は「何よりも最も予算が多く投入される洛東江は、4大河川運河の開始」とし「李明博大統領は2008年‘ロウソクのあかり局面’で運河をやらないと言ったが、この報告書を見れば運河放棄宣言が嘘であることが明らかになった」と話した。
これに対し、シム・チャンソプ文化体育観光部スポークスマンは「文化部は公式にクルーズ事業を全く検討していない」と明らかにし、「4大河川事業以後、堰に閘門を設置するかどうかは文化部ではなく4大河川事業推進本部の所管事項」と説明した。 イユ・チュヒョン、キム・ジンチョル記者 edigna@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/444576.html 訳J.S