原文入力:2009-02-04午後11:30:33
イ・ジョンヒ議員 “火が出る前み消防車両 放水”
カン・ヒチョル記者
民主労働党イ・ジョンヒ議員は4日「龍山撤去民惨事当時、警察が示威鎮圧の為に消防装備を動員したことは警察官職務執行法違反」と指摘した。
イ議員はこの日資料を出して「龍山消防署の無線録音記録を分析した結果、警察の要請で出動した消防装備と人材が当初から火災鎮圧や救助・救急など法律で定めた目的から外れ、警察の撤去民篭城鎮圧作戦に活用する目的で投入されたことが明らかになった」として「警察官職務執行法と警察装備の使用基準などに関する規定には消防基本法上の消防装備を警察装備とは規定していない。それにも関わらず消防装備をデモ鎮圧用に使ったことは警察官職務執行法違反」と話した。
イ議員はまた「消防車両が水をふき始めた時点は建物で火事が起こる前」としながら「警察の度重なる放水要請により鎮圧作戦を援護するために水を噴いたもので、これは火災鎮圧と人命救助など消防に必要な活動ではなく警察と共に撤去民篭城を鎮圧したこと」と主張した。
イ議員は続けて「誰の指示で、どんな過程と手続きを通じて火災の鎮圧のための消防装備と火災や災難・災害など急な危険に際して人命救助に出るべき消防隊がどうして撤去民篭城などの解散と検挙のための道具として動員されたのか明らかにしなければならない」と要求した。
イ議員は「しかも消防装備と人材の違法な使用を要求した警察とこれにそのまま従った消防当局が今回の龍山惨事の原因になったことが色々な状況を通じてすでにあらわれているのに、検察はこれに対する調査を全くしないものと見られる」として「検察の調査目的と方向がどこへ向かっているのか,そしてその結果がどうなるのかを明確に示す証拠」と話した。
これに対して警察は「火災などに備え消防隊員が待機中であり、使用装備は警察水砲ではなく建物消火栓を引いてきて使ったもの」と明らかにした。消防当局も「火災に備えて出動したが鎮圧目的で水をかけたことはない」と説明した。 カン・ヒチョル,チェ・ヒョンジュン記者hckang@hani.co.kr