原文入力:2010-10-07午後07:47:24(1344字)
‘2年以上勤務すれば正規職’最高裁判決出たのに…
労働者団体、1人示威など '間接雇用撤廃’運動 加速
チョン・チョンフィ記者
←金属労組ドンヒオート社内下請け支部・起亜車 華城非正規職分会・ソウル大病院食堂分会など社内下請け労働者たちが7日午前、ソウル、瑞草区、良才洞の現代自動車本社前で記者会見を行い、不法派遣正規職化・労組弾圧中断・労働基本権保障などを要求している。 キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr
ウ・某(30)氏が蔚山現代自動車2工場で仕事を始めたのは2004年11月からだ。スポーツ実用車(SUV)であるトゥサンの後部ナンバープレート上方‘テールゲート ガーニッシュ’を組み立ててきた。ナンバープレートを照らす照明とその上を覆うパネル部分だ。彼は毎日、現代車工場で仕事をしていたが所属は社内下請け業者のC社だった。
中間で工程が変わり新型サンタフェの同じ部分を組み立てた彼は、今年初めからはアバンテ HDの後部バンパーを装着し始めた。彼が作業を終えた後、車の核心部品であるエンジンとサスペンションを他の社内下請け労働者が装着すれば、前部バンパーは現代車に直接雇用された正規職が付けていた。全て2工場21ラインの巨大なコンベヤーベルト上でなされる一連の作業だ。
ウ氏が作業し部品装着を一つでも抜かせば、現代車の正規職職員がきて是正を命令した。製造業での派遣労働を禁止する労働法に照らしてみれば、労務管理を元請け会社が行う場合、合法的請負ではなく不法派遣だ。そして派遣労働が2年を越える場合は、直接雇用されたものと見なされる。最高裁が去る7月22日、現代車の別の社内下請け労働者であるチェ・ビョンスン氏の手をあげる判決を下した趣旨でもある。
ウ氏をはじめとする多くの現代車社内下請け労働者たちは、会社が最高裁の判決を尊重し一括救済に出ることを期待したが、戻ってきたのは解雇だった。判決が下される前、C社が廃業しウ氏など所属労働者たちが引き継がれたS社をはじめとする現代車社内下請け会社らは8月中旬に70人余りの労働者を整理解雇した。現代車の工程再調整が理由だ。もちろん下請け会社には整理解雇要件である‘経営上の緊迫した理由’はなかった。
7日、ソウル、瑞草区、良才洞の現代起亜車社屋前で‘間接雇用労働者共同行動’が開いた記者会見に参加したウ氏は「最も保守的と言われる裁判所でさえ社内下請け労働者が現代車の正規職職員だと判決したのに、現代車側はこれを認めないなど掌で雨を避けている」として苦しい表情を見せた。
共同行動は「不法派遣労働者を正規職化し間接雇用を撤廃せよ」と要求した。共同行動はこの日から現代車前で1人示威を続ける一方、来る30日にはソウルで全国非正規職労働者が集まる労働者大会を開くなど、間接雇用問題解決に積極的にでる計画だ。チョン・チョンフィ記者 symbio@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/442738.html 訳J.S