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‘乗用車 授受疑惑’検事 無嫌疑だと言うが… "

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/442398.html

原文入力:2010-10-06午前08:42:54(1062字)
事件請託の代価" 告発を受け
検察 "借用…代金 返済"
当該検事 去る7月に辞職

キム・テギュ記者

ある部長検事が後輩検事に事件の請託をした後、その代価として事件当事者から国産高級乗用車を贈られたという疑惑が提起された。被害者らはこの請託の影響で捜査結果がわい曲されたとし、わいろ授受(斡旋収賄)等の疑惑で2人の検事を告発したが、検察はこれらを全て無嫌疑処分した。この部長検事は去る7月に辞職した。

5日、ソウル中央地検が明らかにした内容を見れば、2008年1月当時、ソウル中央地検刑事部の副部長として勤めていたチョン・某検事は、大学の後輩で懇意にしている同部所属のD検事が捜査中のある事件をうまく処理してくれと頼んだ。チョン検事の知人である建設業者キム・某氏が京畿南陽州のアパート事業権を巡り投資家など4人を告訴した事件だった。D検事は警察が無嫌疑意見で送検したこの事件を3ヶ月間捜査したあげく、投資家ペ・某氏など4人を背任罪で起訴した。

ところで、建設業者キム氏は昨年1月29日、チョン検事の夫人名義でグレンジャー乗用車を購入し、自動車会社に車両購入代金3400万ウォンを送金した。D検事の捜査で起訴され最高裁で無罪判決を受けたペ氏らはこういう事実を知り斡旋収賄と職権乱用疑惑でチョン検事とD検事を各々告発した。しかし、告発状が受け取られた後、1年3ヶ月が経った去る6月 ソウル中央地検刑事1部(当時部長 オ・ジョンドン)はこの事件を無嫌疑処分した。

捜査を指揮したシン・ギョンシク1次長検事は「捜査が始まることをチョン検事が知る前に、お金(車両代金)が全て返済された」とし「(車両代金は)借用関係であり、代価関係はなかった」と明らかにした。シン次長検事は「(チョン検事が)借用証を作成したり利子を支払ってはいないが、キム氏の会社が現金流動性が難しい状況で車両代金の返還を要請するなど借用関係を認めるに足る証拠がある」と説明した。彼はまた「チョン検事がD検事にたった一度、儀礼的に頼んだだけ」であり「被害者側も検察幹部出身弁護士を選任した状況でD検事が正義感を持って捜査をしたに過ぎない」と付け加えた。

キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr

原文: 訳J.S