原文入力:2010-09-23午後11:16:44(2087字)
キム・ファンシク総理候補 紙上聴聞会
①‘甲状腺昂進症’徴兵延期 翌年‘不同視’で免除
②‘不同視’ 2年後 視力‘左0.2 右0.1’に向上
③最高裁判事在職時 実兄選挙区で講演
④姉在職大学に巨額国庫支援
コ・ナム記者
←キム・ファンシク国務総理候補者が秋夕連休最終日の23日午後、ソウル、鍾路区、通義洞の金融監督院別館に用意された候補者事務室で国会人事聴聞会資料を検討するため眼鏡をかけている。 連合ニュース
国会人事聴聞特別委所属の野党議員らは秋夕連休にもキム・ファンシク(62)国務総理候補者聴聞会準備に夜を明かした。キム候補者の兵役免除過程が釈然としないとみて、火力を集中する雰囲気だ。
■大きくなる兵役免除疑惑
チェ・ヨンヒ民主党議員は「キム候補者が1971年に徴兵処分延期判定を受けた理由である‘甲状腺機能昂進症’が虚偽診断であるとか、兵役延期のために甲状腺ホルモン剤を一時的に服用して受けたものではないか」と主張する。キム候補者は徴兵処分を延期した翌年の1972年には、突然‘不同視’(左右視力屈折度差異)で兵役免除を受けた。チェ議員は「甲状腺機能昂進症は2年以上長期間にわたり薬品治療をしなければならず、投薬を中断する場合、再発率も60%に達する」とし「医学的に解明されない。キム候補者の説明が必要だ」と話した。
2008年監査院長人事聴聞会の時も、ヤン・スンジョ民主党議員がこれを問題視し治療記録提出を要求した。当時キム候補者は「長兄の病院で継続治療を受けた」とし「兵務庁治療記録は該当者が45才以上になれば廃棄し、存在しないと理解している」と答えた。
チェ議員はキム候補者が1972年‘不同視’で兵役が免除されたが、1974年の判事任用身体検査時は裸眼視力で左0.2,右0.1と視力が急激に良くなった点にも疑惑を提起した。キム候補者は2008年の聴聞会で「任官身体検査は言ってみれば大まかにするものであり機械的に正確な検査をした事項ではない」と説明した。
■政治的偏向論難
野党はキム候補者が最高裁判事時期、尚志大財団旧理事長の手を挙げたことにも疑問を示している。大法院は2007年5月、不正で退陣したキム・ムンギ前尚志大財団理事長(前ハンナラ党議員)が「政府が任命した臨時理事らが正式理事を選任したことは無効」として出した訴訟で、キム氏の手を挙げた原審を8対5で確定した。キム候補者が主審だった。大法院は判決文で「キム前理事長など臨時理事が選任される前の最後の正式理事は学校法人の自主性とアイデンティティを代弁しうるので、学校の設立目的を実現する間、正式理事を選任する問題と関連して法律上の利害関係を持つ」とし「臨時理事は後任正式理事を選任する権限がない」と明らかにした。この判決でパク・ウォンスン希望製作所常任理事など当時の正理事9人が尚志大の理事資格を喪失した。
イ・ヨンギョン創造韓国党院内代表は「キム候補者が最高裁判事として在職した2006年2月17日、候補者の実兄であるキム・フンシク前長城郡守が主催した‘長城アカデミー’に招請され講演をした」として「5月31日、地方選挙日を3ヶ月目前にした時点で長城郡公務員と有権者を対象にしたという点で憲法上の公務員の政治中立義務違反素地が大きい」と主張した。
野党は証人に採択されたウン・ジンス監査委員を相手に4大河川監査結果を発表しない理由を追及すると意気込む。ウン委員は大統領選挙当時、BBK疑惑対策チーム長を務めたイ大統領の核心側近だ。民主党はキム候補者が監査院長時期にウン委員の任命を推薦し監査院の独立性を害したと批判してきた。
■姉に特恵?
イ・ヨンギョン創造韓国党議員は、去る19日 報道資料で「キム候補者の妹が総長として在職している東新大学校に対する国庫支援金額がキム候補者が要職に行く度に大幅上昇した」と疑惑を提起した。イ議員の主張を総合すれば、キム候補者が光州地方法院長として赴任した年である2004年に東新大学校は873億ウォンを支援された。キム候補者が監査院長として赴任した2008年には直前年度支援金の二倍近い71億ウォンを支援された。キム候補者側は支援された金額が膨らませられたと反論している。
野党はキム候補者が監査院長在任当時、夫人が購入した800万ウォンのダイヤ ネックレスについても追及する計画だ。最高裁判事時期から娘の結婚資金など生活費を姉たちに借りてきたキム候補者が、高価な宝石を買うことができるかという疑惑だ。姉たちに娘の結婚式と関連して2億4千万ウォンを借り1億ウォンを返したが、利子を支払っていない点は贈与税脱税論難がおきている。コ・ナム記者 dokko@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/440650.html 訳J.S