原文入力:2010-09-17午後10:34:18(1212字)
京畿道議会 全国 初制定 全教組-教総 賛否交錯
ホン・ヨンドク記者
小・中・高校生 体罰全面禁止と頭髪自由化などを骨格とした‘京畿道学生人権条例’が制定された。全国16市・道教育庁の中で初めて一線学校で慣行のように維持されてきた生徒体罰禁止などが条例で明文化されることにより、学校文化の一大変革が予想される。
京畿道議会は17日、第253回定例会で京畿道学生人権条例制定案など16ヶ案件を処理した。京畿道学生人権条例制定案はハンナラ党所属議員42人が参加しない中で在席議員77人の内、賛成68人、反対3人、棄権6人で可決された。京畿地域学生182万人余りが通う小・中・高2074ヶ所は条例公布日から6ヶ月以内に学生生活規定を変え、それを施行しなければならない。
条例制定で京畿地域の小・中・高校ではすべての体罰行為が禁止される。2002年当時、教育人的資源部が「教育上 避けられない場合、直径1~1.5㎝、長さ50~60㎝以下の木で作った直線型体罰道具で体罰を与えることができる」として学校に送った‘学生生活規定例示案’により作成された一線学校の生活規定も全面修正が不可避となった。
頭髪も学校が制限できなくなる。ただしパーマ・染色の許容可否は学校自律で決めるようにした。
学校が夜間自習と補充授業を強制してはならず、授業時間などを除き学校で携帯電話を持つことも自由になる。妊娠や出産などを理由に退学させる差別行為や特定宗教行事に参加するように強要したり代替科目なしに特定宗教科目を受講するよう強要することも禁止される。
京畿道教育庁には20人で構成された学生人権審議委員会を置かねばならず、この内5人を学生人権擁護官に選定し学生人権侵害事例を職権調査することができるようにした。京畿地域25ヶ地域教育庁にも学生人権センターを設置しなければならない。
この条例を巡り教師たちと教育団体の間に賛否見解が交錯し、施行過程で論難が続く展望だ。全国教職員労働組合京畿支部はこの日 声明を出し 「生徒と父母、教育・市民・社会団体の長年の念願である人権条例制定を歓迎する」として「教師の教育権、学生たちの学習権が侵害されないかという憂慮を払拭させる後続対策準備が至急必要だ」と明らかにした。反面、京畿教員団体総連合会は「法令を通じた国家的次元の基本枠組みを整えた後に条例を制定しても遅くない」として「生徒の人権強化で生徒として守らなければならない義務遂行がおろそかになれば学校秩序が混乱するだろう」と明らかにした。
水原/ホン・ヨンドク記者 ydhong@hani.co.kr
原文: 訳J.S