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大企業‘幽霊集会’ブレーキ かかるか

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/439122.html

原文入力:2010-09-10午前09:50:14(1100字)
瑞草署、ドンヒオート労組 要請 一部受け入れ…現代車に仲裁案

イ・スンジュン記者

企業が労働組合や市民団体などの社屋前集会を阻む目的で‘幽霊集会’を申告する慣行にブレーキがかかる可能性ができた。企業の場所先行獲得のために、いつも集会申告さえできない解雇労働者たちの抗議を受け入れ警察が前向きな仲裁案を出したためだ。

ソウル、瑞草警察署は9日、瑞草区、良才洞の現代起亜車本社前で野宿座り込みを行ってきたドンヒオート解雇労働者たちと協議を行い、集会申告基準などに対する妥協案を作った。瑞草署は解雇労働者たちの要求を一定部分受け入れ、‘幽霊集会’に対しても介入するという意思を明確にした。

瑞草署が出した妥協案を見れば△一つの団体や会社の集会申告待機人員は最大3人を越えないようにし△現代起亜車側が場所の先行獲得のために集会を申告した6ヶ所の内、2ヶ所の申告を取り消しドンヒオート側に許可し△集会申告された期間の内、実際に集会が開かれる回数が50%を越えなければ重複集会申告を許容するなどの内容を含んでいる。瑞草署関係者は「この間、会社や解雇労働者どちら側にも片寄らす互いに理解と譲歩をお願いしてきた」として「労働者たちに提示した内容は大企業側にも公文書を送った」と明らかにした。

労働界と市民社会団体は特に妥協案の中で‘申告された集会の半分以上が開かれなければ重複集会申告を許容する’という部分に注目している。民主社会のための弁護士会のパク・ジュミン弁護士は「今回のことが別の大企業の場所先行獲得集会と関連して良い先例となりうる」としながら「警察が今まで集示法8条の‘場所競合’条項をあまりに機械的に解釈し‘幽霊集会’問題が生じただけに、関連条項を明確に改正しなければならない」と話した。

先立ってドンヒオート解雇労働者たちは去る8日夕方から「現代起亜車が用役業者職員を動員した場所先行獲得のための集会申告等を通じて労働者集会申告を阻んでいる」として瑞草署前で座り込みを行った。これらはまた「現代起亜車が出した集会申告で労組の集会を禁止通告するのは違法だ」として瑞草署を相手に集会禁止通告効力取り消し請求訴訟を起こした。瑞草署の妥協案が出てきた後、労働者たちは9日明け方4時頃に座り込みを解いた。

イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr

原文: 訳J.S