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殺害された人にも過失?

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/436931.html

原文入力:2010-08-26午後08:25:11(902字)
警察 席を外した間に夫が夫人を殺害
最高裁 "当時状況を話さなかった夫人にも間違い"

キム・ナムイル記者

カン・某(54)氏は夫人キム・某(当時46)氏が自身との同衾を避けるや浮気を疑った。2008年5月明け方3時頃、夫人と言い争いを行ったカン氏は、夫人の頭部を化粧室の床に何度も打ちつけた。キム氏の頭から血があふれ出て、カン氏は自身が夫人を殺したと考え明け方4時40分頃に警察に電話をかけ自首した。しばらくして近所の地区隊の警察官2人と警察実習生1人が出動した。

しかし、夫人キム氏は生きていた。警察が家に来たことを知ったキム氏が、中からかけた化粧室のドアを開け、血を流している女を発見した警察は‘どうしたのか’と問い質したが、キム氏は答えなかった。警察は119救急隊に出動を要請し、夫カン氏に手錠をかけたり夫人と隔離させはしなかった。その間、夫人の生存事実を知ったカン氏は警察が席を外した間に凶器を振り回し夫人を‘もう一度’殺した。

遺族たちは「警察が容疑者隔離などの措置を適切に取らなかった」とし、国家を相手に訴訟を起こし、1・2審は国家と夫の損害賠償責任を認め2億ウォン余りを賠償しろと判決した。最高裁3部(主審 シン・ヨンチョル最高裁判事)は26日、これらの損害賠償責任を認めながらも、国家と夫の損害賠償範囲については原審と意見を異にし、事件を光州高裁に差し戻した。

裁判所は「夫にひどく殴打された事実を警察に説明しなかったキム氏の過失も一部ある」と判断した。殴った人も‘自身が人を殺した’と考えるほど血を流したキム氏に‘話さなかった責任’が一部あるとみたわけだ。これに対し、最高裁関係者は「当時、キム氏は弟(妹)に話しかけるなど意識がある状況であり、自身の状況を警察に説明できる状態だった」と説明した。

キム・ナムイル記者 namfic@hani.co.kr

原文: 訳J.S