原文入力:2010-08-13午後07:45:42(1647字)
‘8・15特赦’誰が受けるか
執行猶予期間 半分も過ぎずに…イ・ハクスは2回目‘免罪符’
10年間 捜査回避→軽い処罰→超高速‘過去 洗濯’
親パク系人士・参与政府関連者‘政略的に含む’も論難
キム・ナムイル記者
←イ・クィナム法務部長官が13日午前、京畿道、果川の政府庁舎で盧武鉉前大統領の兄 ノ・ゴンピョン氏、キム・ウォンギ前国会議長、イ・ハクス三星電子顧問、ソ・チョンウォン前親パク連帯代表など8・15光復節特別赦免対象者中、主要人物に対する赦免趣旨を説明している。 果川/キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr
‘捜査はゆっくり、処罰は軽く、赦免は風のように’
2010年 光復節特別赦免(特赦)も通常の政権の特赦と別段違わなかった。社会統合を前面に掲げたが政治的算法により与野党政治家たちを大量に赦免、復権させた。天文学的金額の横領・脱税などで国家経済と企業経営を脅かした企業家らには‘経済再生’、‘企業活性化’に参加させるという名分で大挙経営一線に復帰できる道を開いてあげた。今回の赦免には‘主要20ヶ国(G20)首脳会議’を控えているという突飛な理由まで含まれた。
■ ‘三星 光復節’
今回の特赦の最大受恵者は断然、三星グループだ。昨年末、イ・ゴンヒ三星電子会長の‘一人で赦免’時から予告されたことだが、赦免・復権された経済人18人の内、何と5人が三星秘密資金事件で起訴された前・現職役員らだ。イ・ハクス三星電子顧問、キム・インジュ元三星戦略企画室次長、チェ・グァンヘ前三星電子副社長、キム・ホンギ元三星SDS社長、パク・ジュウォン三星SDS経営支援室長は、2008年イ会長と共に三星特別検事によって起訴され昨年8月末に有罪が確定した。赦免までまだ1年も経っておらず、これら全てが執行猶予期間の半分も満たしていない。その上、イ・ハクス顧問は不法大統領選挙戦資金事件に関わり2005年に赦免された‘前歴’もある。
1999年、法学教授たちの告発で始まった‘三星不法経営権継承事件’は10年余りの論難を経てようやく有罪が確定したが、今回の赦免でイ会長を含め主要関連者全員が韓国社会を揺るがした過去をわずか1年できれいに‘洗濯’することになった。
全国経済人連合会など経済5団体が昨年末政府に提出した‘赦免・復権請願対象企業家’ 78人に含まれたこれら‘三星5人衆’を含め、キム・ジュンギ東部グループ会長、ユ・サンブ前ポスコ会長、パク・コンベ前ヘテグループ会長なども赦免・復権名簿に名前を上げた。盧泰愚前大統領秘密資金事件と関連して一度赦免を受けたキム・ジュンギ会長は今回また再び特赦を受けた。
←2010年光復節 特赦主要赦免対象者
■政略的赦免
政治家たちの中では李明博大統領の‘政治的妥協対象’である親朴槿恵系人士が含まれた。
2008年18代総選挙で公認献金をやりとりし有罪が確定した当時、親パク連帯ソ・チョンウォン代表、キム・ノシク前議員が特別減刑を受けた。
これに対し、市民団体などでは「任期中の非理と不正には寛容を施さない」というイ大統領の約束が空念仏に終わったという批判が出ている。
李明博政府初期に司正当局が鋭く追い詰めた参与政府関連者らも「和解と包容」という名前で赦免を受けた。世宗証券売却不正事件で有罪が確定した盧武鉉前大統領の兄 ノ・ゴンピョン氏が特赦を、‘パク・ヨンチャ ゲート’にかかわったパク・チョンギュ前大統領府民政首席、チョン・サンムン前大統領府総務秘書官が特別減刑を受けた。
キム・ナムイル記者 namfic@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/434997.html 訳J.S