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韓国地方選挙の成績表、与野党内部の権力構図再編の「指標」に

登録:2026-06-03 09:54 修正:2026-06-03 10:35
民主党、8月の党大会で現代表と首相が対決か 
国民の力、現代表体制めぐり対立激化か
6月3日の地方選挙の事前投票日を翌日に控えた先月28日午後、ソウル鍾路区の鍾路1、2、3、4街洞住民センターの事前投票所で、職員が記票印を手にしている=キム・ヘユン記者//ハンギョレ新聞社

 6月3日に行われる韓国地方選挙および国会議員の再・補欠選挙の結果は、与野党内部の権力構造の再編の分かれ目となるだろう。与野党の有力候補の当落は、党内の力関係の構図の変化はもちろん、今後の大統領選の構図をも予想させるものだ。

 大統領制の国では、すべての道は次期大統領選挙に通じている。政治家の運命も次期大統領選の可能性と結びつけて解釈すれば、あまり間違うことはない。第22代大統領選挙は2030年3月27日。大統領選の2年前の2028年4月12日には、第23回国会議員総選挙が行われる。

 今回の選挙に隠れている次期大統領選のコードを読み解くため、ハンギョレは2日に与党「共に民主党」と野党第一党「国民の力」の複数の戦略通に意見を聞いた。

 民主党の関心は、選挙のかなり前から8月の全国党大会に注がれている。昨年の8月2日の臨時全国党大会では、李在明(イ・ジェミョン)前代表の残りの任期を埋めるチョン・チョンレ代表が選出された。チョン代表は地方選挙の勝敗とは関係なしに、間もなく代表職を退く。

 民主党の次期代表競争が熱いのは、その地位に就くことが次の大統領への近道だからだ。文在寅(ムン・ジェイン)元大統領や李在明大統領も、民主党代表を務めていなかったら大統領になることは難しかっただろう。誰であろうと、8月の全国党大会で代表となり、第23回総選挙で勝利すれば、次期大統領の座を予約したかたちとなる。

 代表選への出馬が予想される人物としては、自薦他薦含めチョン代表、キム・ミンソク首相、ソン・ヨンギル元代表、ウ・ウォンシク前国会議長、イ・イニョン議員など、かなり多くの名があがっている。

 現在のところ、チョン代表とキム首相が二強構図を形成するとの見方が有力だ。これを「親チョン(親チョン・チョンレ)」対「親明(親李在明)」の対立と読み取る人もいれば、「親チョン(親チョン・チョンレ)」対「親ソク(親キム・ミンソク)」の対立と読み取る人もいる。

 チョン代表は、全羅北道知事選と京畿道平沢乙(ピョンテク・ウル:選挙区名)の国会議員再選挙で民主党が敗れれば、責任論が浮上するのは避けられない。キム首相は、選挙直後に辞任するといううわさが広まっている。昨年8月にパク・チャンデ議員を代表に推した民主党の議員らからは、キム首相が代表を務めるべきだという声が多く聞こえる。

 李大統領は介入するだろうか。昨年は介入しなかった。今回はどうだろうか。5月に国会議長候補の選出への介入説が言われたように、今回は「明心(李在明の意向)」をあらわにする可能性もある。だが、民主党の代表を選ぶのは結局のところ党員だ。誰が「党心」をつかむかで勝負が決まる。明心も党心には勝てない。

 大統領候補への道は代表就任だけではない。今回選出される広域自治体の首長の任期は2030年6月30日までだ。広域自治体長として成功し、政治的存在感を示せば、2030年3月の大統領選出馬に直行できる。

 今回の選挙での当選を前提に、民主党ではキム・ブギョム大邱(テグ)市長候補、キム・ギョンス慶尚南道知事候補、チュ・ミエ京畿道知事候補らを大統領候補の座を争う人物とみなしている。さらには、チョン・ウォノ・ソウル市長候補やチョン・ジェス釜山(プサン)市長候補など、当選後に大統領候補級になるであろう政治家も多い。選挙後、民主党と祖国革新党が合併する可能性がある。そうなれば祖国革新党のチョ・グク代表も民主党の大統領候補の座を争う可能性がある。

 「国民の力」は地方選挙後、さらなる混乱に陥るとみられる。チャン・ドンヒョク代表が選挙での勝利を宣言するには、国民の力が超競合地と分類したソウル、釜山、慶尚南道、江原道、忠清南道の5地域の半数以上で勝たなければならない。現実味はあまりないようにみえる。さらに、釜山北甲(選挙区名)の補欠選挙で民主党のハ・ジョンウ候補や無所属のハン・ドンフン候補が当選すれば、チャン代表の責任論が持ち上がるだろう。

 問題はチャン代表の辞任拒否だ。自ら退かなければ、強制的に辞めさせる方法はない。最高委員の過半数の辞任による指導部の崩壊も見込めない。国民の力の指導部にいる非主流派はウ・ジェジュン最高委員だけだ。

 チャン代表は、どうにか耐え抜けば大統領候補になれると考えているようだ。2020年の総選挙で敗北の責任を取って辞任した未来統合党のファン・ギョアン代表は、チャン代表にとっては反面教師だ。

 地方選挙後、国民の力には二つのシナリオが考えられる。一つは、強硬支持層と「ユン・アゲイン」勢力に振り回され、引きずられる可能性だ。もう一つは、崩壊し分裂する可能性だ。後者よりも前者の方が可能性が高い。国民の力には絶対権力者がいない。党の長老たちも力を発揮できていない。

 崩壊と分裂は、長い目で見れば悪いシナリオではない。転ばなければ立て直すこともできないからだ。いわゆる保守メディアは、国民の力がユン・アゲインから脱却し、政権を握れる新たな保守として再生することを求めるだろう。釜山北甲から出馬しているハン・ドンフン候補が当選すれば、その中心に立つことができる。もしオ・セフン・ソウル市長候補が当選すれば、なおさらだ。ユ・スンミン元議員、改革新党のイ・ジュンソク代表らが保守の再建過程でどのような選択をするかも重要だ。

第9回全国同時地方選挙の投票日を翌日に控えた2日、ソウル芦原区のソウル科学技術大学体育館に設置された開票所で、関係者が投票用紙分類機のデモンストレーションをおこなっている/聯合ニュース
ソン・ハニョン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1261640.html韓国語原文入力:2026-06-03 05:00
訳D.K

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