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北漢山 4.2km ケーブルカー設置へ

原文入力:2010-07-26午前08:19:37(1144字)
環境部・管理公団 "山城駐車場から普賢峰まで" …環境団体 反発
公園法施行令 来月 閣僚会議 議決

ナム・ジョンヨン記者

←北漢山ケーブルカー候補路線

国立公園管理公団が北漢山国立公園に長さ4.2kmの長距離ケーブルカーを設置することで方針を定めたと知られた。これと関連して、環境部は国立公園などに長距離ケーブルカー設置を可能にする内容の自然公園法施行令を来月初め閣僚会議で議決する予定だ。環境団体らは政府が自然保全という本来任務を放棄し国立公園にケーブルカーを設置しようとしているとし強く反発している。

25日<ハンギョレ>が入手した国立公園管理公団の‘北漢山探訪文化改善対策樹立のための調査研究’報告書によれば、計3ヶ路線の経済的妥当性などを検討した結果、北漢山城駐車場から僧伽峰、普賢峰に至る4.2kmの長距離路線がケーブルカー最終候補として決定されたことが分かった。(グラフィック参照)公団は昨年末、ケーブルカー設置方針を用意し、これに対し環境団体らは北漢山頂上1人示威など反対運動を繰り広げてきた。

韓国産業開発研究院(KID)とケーブルカー運営業者の韓国索道(株)が今月初め公団に提出したこの報告書は「北漢山は過度な探訪客で脇道の拡大、動植物個体数の減少など多くの問題が生じている」として「2013年探訪予想客972万人の内、15%にあたる160万人をケーブルカーに誘導すれば環境保全に寄与できるだろう」と明らかにした。

報告書は道峰山第1サービスエリア~タラク稜線(1.6km),国立公園事務所~普賢峰(1.9km),北漢山城駐車場~僧伽峰~普賢峰(4.2km)等、3ヶ路線を評価し、立地、経済性などすべての面で3番目の方案が最高点数を記録したと明らかにした。また、国立公園管理公団が地方自治体や民間企業より運営主体として適当だと付け加えた。これと関連して、環境部はケーブルカーの総延長を2kmから5kmに緩和する内容を盛り込んだ自然公園法施行令を来月初めの閣僚会議で議決する予定だ。

だが、環境団体の反発が強く、開発計画樹立と工事までは相当な難航が予想される。コイ・ジソン緑色連合自然生態局長は「既存登山客が分散するのではなく、観光客が新たに増え、環境破壊の危険が大きくなる」として「探訪客の15%がケーブルカーへ分散するという根拠も確実でない」と主張した。

ナム・ジョンヨン記者 fandg@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/432045.html 訳J.S