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排水施設 稼動せず…大邱、魯谷洞‘あきれる出水騒ぎ’

原文入力:2010-07-18午後10:07:29(1494字)
大雨注意報にも職員退勤
住民ら 一夜の待避騒動
江原 2人死亡・1人失踪など
週末まで全国がバタバタ

パク・ジュヒ記者,ホン・ヨンドク記者,キム・ミンギョン記者

←去る17日未明、集中豪雨により全国各地で浸水被害が発生した中で、大邱市、北区、魯谷洞道路に駐車していた車両が排水路が詰まり増水した中に沈んでいる。大邱/連合ニュース

"豪雨が降っているのに排水施設がまともに作動しないというのが話になりますか。" 去る17日未明、梅雨前線が北上して降った集中豪雨で住宅44戸と自動車90台余りが水に浸る被害を受けた大邱市、北区、魯谷洞の排水ポンプ場周辺の住民たちは18日、今回の雨の被害について‘典型的人災’として悔しさを爆発させた。前日明け方4~5時頃、突然豪雨が降り、寝ていた住民たちは屋根の上へあわてて待避する騒動が起きた。排水施設の排水路が詰まり突然増えた雨水が部屋の中まで襲ってきた。排水ポンプ場現場職員が退勤したために豪雨時に雨水で流れてきた木の枝とゴミなどを除去する除塵機が作動をしなかったためだ。自動でも運用が可能なこの装置は当時、手動状態に設定されていた。

気象庁はすでに16日夕方8時40分頃から大邱地域に大雨注意報を発令した。村が浸水した時刻には30分で18.5㎜の雨が降った。119救助隊が緊急出動し人命被害はなかったものの突然に浸水被害にあった住民たちは呆れ返った。

梅雨雨の北上と共に忠南泰安に16日から3日間で330.5㎜の‘水爆弾’が降るなど、全国的に集中豪雨が降る中で、各地で水に浸る被害を受けた。小学生など4人が増えた水に落ちて亡くなり、西海では旅客船運航が2日にわたり中断された。

江原道、原州市では小・中学生3人が急流に巻きこまれ、2人が亡くなり1人が失踪した。18日午前11時55分頃、原州市、富論面,法千里南漢江大橋近隣の川辺でカワニナを採っていたイ・某(11・小4・忠北、忠州)さんが足を踏みはずし水に落ちた。事故直後、イさんの姉(13・小6)とオ・某(14・中1)さん、オ・某(12・小5)君などがイさんを救おうと水に飛び込んだが、オ君を除く残る2人が失踪した。先に水に落ちたイさんはこの日午後1時頃、付近で遺体で発見され、失踪したオさんもこの日夕方7時頃、事故地点から600m余り離れたところで遺体で引き揚げられた。警察と119救助隊は130人余りの救助人員を投じ失踪したイさんの姉を探している。

先立って17日午後、忠南、牙山市、挿橋川でオ・某(70)氏が畑の水出入り口を開けていて足を踏みはずし溺死し、慶南咸陽郡、霊鷲山渓谷を渡ったペ・某(37)氏が増えた水に巻きこまれ亡くなった。

中央災害安全対策本部は週末の16~18日の間に降った雨で、全国で4人が亡くなり1人が失踪し、100世帯240人の被災者が発生したと18日明らかにした。また、住宅95棟と農耕地1763haが水に浸り慶北、高霊郡、雲水面橋梁1ヶ所が流失するなどの被害を出したと付け加えた。

気象庁は北上した梅雨前線が今週中に再び南下し、23日頃からソウル、京畿、江原地域に再び雨が降ると見通した。

大邱、水原/パク・ジュヒ、ホン・ヨンドク、キム・ミンギョン記者 ydhong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/430941.html 訳J.S