原文入力:2010-07-16午前08:17:46(1174字)
150団体に公文書を送り集会での服装まで注文…郡 "会議を斡旋しただけ"
京畿道、驪州郡が地域社会団体を動員し‘4大河川事業賛成集会’を開き、事前にそのための準備会議まで開催するなどいわゆる‘官製デモ’を主導したことが確認された。特に郡は4大河川事業に反対する環境団体に対応する団体まで選定することを指示していたことが明らかになった。
15日<ハンギョレ>が入手した‘4大河川事業驪州郡民決議大会にともなう各級社会団体長緊急会議開催’という題名の驪州郡公文書によれば、‘7月6日午後2時 郡庁で各級社会団体長緊急会議を開催するので必ず参加されたい’という内容が含まれている。去る2日、驪州郡自治行政課で作ったこの公文書は、驪州郡地域86ヶ社会団体と在郷軍人会・ベトナム参戦有功者会などが属する安保団体協議会、52団体で構成された南漢江再生支援協議会、ライオンズ・ロータリークラブなど計150余団体に送られた。この公文書に付属した‘4大河川事業積極賛成決議大会 関連団体長会議資料’を通じ、驪州郡は 「(集会当日)服装はふだん着に肩帯を着用し、先頭放送車両に従い秩序正しく両側に並び行進されたい」と注文した。
また、会議案件として△賛成集会での5分スピーチ団体選定△集会積極参加方案△環境団体など4大河川事業反対者に対応する安保団体選定などを挙げた。また、郡は会議資料を通じて「外地市民団体および環境団体などが漢江再生事業反対運動を持続的に行っている」とし「4大河川事業積極賛成を汎郡民運動として開き積極的に対応しよう」と促した。
これに伴い、驪州郡では驪州緑色実践連合主管で15日午後2時から驪州郡民会館前で地域社会団体会員500人余り(警察推算)が参加した中で‘漢江再生積極支持決議大会’を開いた。
これに先立ち、驪州郡には6・2地方選挙が終わるやいなや地域観光協会と営農団体・住民一同などの名義で4大河川事業賛成横断幕 数十ヶ余りが掲げられた。環境団体はこれもまた驪州郡が介入したものと見ている。4大河川阻止汎国民対策委員会は「軍事政権時期に行われた政府側デモが民主主義時代にも広がっている」とし「行政機関が官製デモを行い、国民の目と耳を防ごうとする旧時代的ふるまいを見せている」と非難した。
これに対し驪州郡関係者は「郡は集会に全く関与しておらず、単に集会主管団体から連絡を受け団体間会議を斡旋したに過ぎない」と弁明した。
驪州/キム・キソン記者 player009@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/430651.html 訳J.S