原文入力:2010-07-13午後09:46:27(1193字)
閲読率などへ 支援基準 変更
希望する新聞の配達を受けられないことも
ソンチェ・ギョンファ記者
仁川地域児童センター、仲むつまじい勉強部屋のイ・ヘジョン施設長は去る5月、あきれるしかない経験をした。
韓国言論振興財団(言論財団)が施行する疎外階層新聞購読料支援事業を申請した後、希望媒体として<ネイル(明日)新聞>、<韓国経済新聞>、<ハンギョレ>を書いたが実際に配達されたのは<朝鮮日報>、<中央日報>、<東亜日報>だった。イ施設長は 「いくら無料で支援をするからと言っても、どうして何の通知もなしに他の新聞が届くのか」 として悔しさを爆発させた。
イ施設長はすぐに言論財団に抗議したが、それでも<ハンギョレ>が届き始めたのは2週後からだった。希望した他の2つの新聞はこなかったし、申請しなかった朝鮮・中央・東亜は引き続き一緒に配達された。イ施設長は「朝中東は見たくないので、ハンギョレだけ入れてくれと再び抗議をしたあげくようやくハンギョレだけを受け取ることができた」 として「暮らしむきが苦しい人々は望む新聞を読む権利もないようで残念だ」 と話した。
今年から言論財団が施行する疎外階層新聞購読料支援事業の支援基準が変わり希望する新聞を受け取ることができない疎外階層が生じている。昨年までは申請者が望む新聞を購読するようにする方式だったが、今年からは閲読率や購読率、広告単価などを考慮し新聞社別に支援できる部数を制限した。朝鮮・中央・東亜など既存部数が多い新聞がさらに多く支援されるようにしたわけだ。<ハンギョレ>の場合、昨年4月から12月まで、疎外階層支援部数が一ヶ月平均1000部余りだったが、今年は636部に数量を制限された。
その結果、仲むつまじい勉強部屋のように支援部数が少ない新聞を選択した場合、他の新聞が配達されたりもしている。希望しない新聞を無理して読まなければならない場合も生じる。仁川、富平勉強部屋のチェ・エジャ施設長は「ハンギョレとネイル新聞など3紙を申請したが、朝中東が配達された」 とし「言論財団に抗議するとハンギョレ、ネイル新聞と朝中東が同時に配達されている」 と話した。仁川ヘッサル(日差し)勉強部屋も同様な経験をした。
これに対しチョン・ポングン言論財団読み文化振興チーム長は「一部媒体の要請で、今年から支援方式を変えることになった」 とし「申請者たちが望む新聞を受け取れるよう最大限の努力をしているが、部数制限のために仕方ないケースもある」 と話した。
ソンチェ・ギョンファ記者 khsong@hani.co.kr
原文: 訳J.S