原文入力:2010-07-11午前10:22:54(1694字)
外務省スポークスマン 安保理議長声明関連 "賢い結論ない" 評価
"現 停戦体制 危険性 想起" 主張し 平和体制 必要性も強調
←国連安保理巡回議長を引き受けたウチェ ジョイ・オグ ナイジェリア大使が9日(現地時間)国連本部で天安艦攻撃を糾弾する議長声明を読んでいる。 国連本部=新華/ニューシス
北韓は天安艦事件に対する国連安保理議長声明と関連して 「国連安保理が何の決議も採択できなかった」 とし 「事件の真相を最後まで暴く」 という意志を表わした。
<朝鮮新報>によれば、北韓外務省スポークスマンは国連安保理議長声明が 「賢い判断や結論がなかった」とし、その理由として 「真相も明らかにならなかった事件を急いで上程取り扱いしてしまい手に余ってしまった」 と分析した。北韓外務省スポークスマンは天安艦事件は「ねつ造された造作劇」という態度を維持しつつ 「天安号事件は当初から国連に行く必要がなく、南北間で解決されるべきであった」 と強調した。北韓はこのために 「南朝鮮当局はわが国の国防委員会検閲団が現地に入る時まで海底状態を含む事件現場を一切手付かずに保存しなければならない」 と主張した。
北韓外務省スポークスマンは続けて、今回の事件が平和体制樹立の必要性を一層高めるものと主張した。これと関連して外務省スポークスマンは天安艦事件を 「朝鮮半島全般の情勢があっという間に爆発点に達した事態」 と規定し 「現 停戦体制の危険性と平和体制樹立の切迫性を今一度想起させてくれた」 と評価した。
朝鮮新報の報道原文
朝鮮外務省スポークスマン《天安》号事件に対する国連安全保障理事会議長声明が発表されたことに対して言及
朝鮮民主主義人民共和国外務省スポークスマンは《天安》号事件に対する国連安全保障理事会議長声明が発表されたことと関連し10日朝鮮中央通信社記者が提起した質問に次の通り答えた。
南朝鮮当局が《天安》号枕没事件を国連安全保障理事会に上程させてしまい、理事会は何の決議も採択できず賢い判断や結論もない議長声明を発表することでこの問題に対する論議を結束した。
特に理事会は今回の事件と何の関係もないと明らかにした朝鮮民主主義人民共和国を含む その他関係国らの反応に留意した。
真相も明らかにならなかった事件を急いで上程取り扱いしてしまい手に余ってしまったということだ。
米国と南朝鮮がむやみに我々を謀略に陥れようと無分別に急き立てたが、それがどれほど愚かな誤算であったかを如実に証明してくれた。
我々は議長声明が朝鮮半島の懸案問題を《適切な通路を通じた直接対話と交渉を再開し平和的に解決することを奨励する。》とした点に留意する。
《天安》号事件は当初から国連に行く必要がなく、南北間で解決されるべきであった。
今回の事件の真相を最後まで暴こうとする我々の立場には変わりがない。
南朝鮮当局はわが国の国防委員会検閲団が現地に入る時まで海底状態を含む事件現場を一切手付かずに保存しなければならない。
一つの謀略劇で朝鮮半島全般の情勢があっという間に爆発点に達した今回の事態は、現 停戦体制の危険性と平和体制樹立の切迫性を今一度想起させてくれている。
我々は平等な6者会談を通じ平和協定締結と非核化を実現するための努力を一貫して傾けていくだろう。
朝鮮半島で《衝突とその拡大を防止》に対する議長声明が出てきたにもかかわらず、敵対勢力らがそれに逆行し、武力示威、制裁のような挑発に今後も継続して固執するならば、我々の強力な物理的対応を免れなくなり、それによる衝突拡大の責任を免れることはできないだろう。
キム・ポグン記者 tree21@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/429776.html 訳J.S