本文に移動

豪華庁舎 毒々しい眼差し受ける城南市庁4階に…‘超豪華’ 民主平和統一事務室

原文入力:2010-07-07午後07:40:36(1257字)
職員2人にも関わらず教室2倍の大きさ
大統領直属諮問機構 名目
使用料なし むしろ予算支援

キム・キソン記者

豪華庁舎論難を惹起した京畿道城南市庁内に、大統領直属機構である民主平和統一諮問会議城南市協議会が小学校教室2個分の大きさの事務室を無償で占有し、批判を受けている。この事務室の常駐人員は2人だ。

地方政府庁舎の行き過ぎた規模が絶えず問題になり、去る5日行政安全部が ‘豪華庁舎規制案’ まで用意した。 しかし今回は大統領直属機構である民主平和統一諮問会議(以下 平統)が豪華庁舎の代名詞である京畿道城南市庁に過度に大きな事務室を占め厳しい視線を受けている。
7日城南市公務員たちの話によれば、市は昨年11月に城南市、中院区、麗水洞に地下2階、地上9階規模で新しく建てた城南市庁舎4階に平統城南市協議会を無料で入居させた。平統は全斗煥軍事政権時期の1980年、汎国民的統一政策樹立を推進するという名目で大統領直属諮問機構として作られた。民主平和統一諮問会議法施行令には ‘平統地域会議事務室は該当地方自治体の支援を受けることができる’ と規定されている。

ところで城南市が新庁舎4階の明け渡した平統事務室の大きさは134㎡(40坪余り)に達すると確認された。これは ‘華麗な豪邸市長室’ という非難を受けたイ・デヨプ前城南市長執務室(130㎡)より更に大きく、市長室を2階に移したイ・ジェミョン現市長執務室(62㎡)の2倍を越える。この程度の規模は小学校教室(67.6㎡)の2倍にあたる。

このような広い事務室を使う人は、平統事務局長1人と女子職員1人など、たった2人に過ぎない。さらに平統事務室として日常的になされる会議などの行事は殆どなく、訪問客も地域有志に限定されており、不必要に大きな事務室を占有し空間を浪費しているという指摘を受けている。城南市関係者は「憲法に明示された大統領直属諮問機構なので、他の地方政府でも事務室を無償提供しており、私たちの市では1億1800万ウォンの予算を支援している」 と話した。

これと関連してキム・ヒョンモ平統城南市協議会長は「当初、新庁舎の余裕空間が多く、事務室をより大きく捉えたが、市庁内の他の事務室規模に合わせ適切に減らした」 と話した。

一方、全国広域・基礎地方政府に232ヶの協議会を置いている平統は昨年国民の政府と参与政府が成し遂げた6・15共同宣言と開城工業団地事業を批判する広報パンフレット<李明博政府 対北韓政策 正しく知ること>数万部を配布し野党と市民団体の反発を買いもした。

城南/文・写真 キム・ギソン記者 player009@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/429318.html 訳J.S