原文入力:2010-07-07午後07:40:21(977字)
合調団、 調査に参加した外国政府には配布予定
要約本 公開にも消極的…‘秘密主義’ 批判
クォン・ヒョクチョル記者
天安艦、民・軍合同調査団(合調団)が今月末に発刊する予定の総合報告書を公開しないことにした。合調団は総合報告書の中から軍事機密を除いた内容を要約公開することにも否定的であり、過度な秘密主義という批判が出てきている。
合調団関係者は7日 「検察が国民の関心が高い事件の場合、捜査結果は発表するが捜査報告書全文は公開しないように、今回の報告書も調査報告書の性格から全文を公開することは難しい」 と話した。 報告書に分析方法など細部調査方法が入っており、調査機関と関連機関には配布するが一般国民には公開しないということだ。
だが、合調団は国民には非公開にするという総合報告書を英文に翻訳し米国・英国など天安艦調査に参加した外国政府には配布する予定だ。天安艦沈没経緯から船体引き揚げ、決定的証拠物回収、国連安全保障理事会ブリーフィング等を含む報告書は先月末、キム・テヨン国防長官の決裁を受けた。現在は校正および印刷作業だけが残った状態だ。
合調団関係者は 「政府次元で天安艦事態に対する政府の対処を盛り込んだ対国民用白書作成に着手した」 とし、総合報告書の要約も公開しない方針を表明した。
だが先月末、合調団は総合報告書を今月末に冊子形態で出し、保安性検討を経て軍事秘密を除いた報告書要約を8月中に公開する方針だと明らかにした経緯がある。ユン・ドクヨン合調団長も最近、言論インタビューで「総合報告書中、軍事機密と関連した部分を除いては公開される」 としながら 「疑惑を提起する側も総合報告書を見れば調査結果に納得し同意するだろう」 と主張した。
チョン・ウクシク平和ネットワーク代表は 「合調団が調査内容の検証に自信がないため総合報告書を公開しないのではないか」 として 「軍の恣意的情報統制と頻繁な言葉変えが天安艦関連疑惑を拡大再生産している」と批判した。
クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr
原文: 訳J.S