原文入力:2010-07-04午後06:47:20(1529字)
‘不法有無 徹底調査 指示’内心は
執権後半期 国政運営 揺さぶる大型悪材 判断
海外歴訪時も毎日報告受けるなど積極対応
大統領府・内閣改編時 非難人物排除の可能性
ファン・ジュンボム記者,キム・ポンギュ記者
←国務総理室公職倫理支援官室の‘民間人不法査察’波紋と関連し、イ・インギュ公職倫理支援官が総理室調査班で調査を受けていると知られた4日午後、公職倫理支援官室があるソウル市、鍾路区、孝子路、政府中央庁舎、昌成洞別館出入り口が閉じられている。 キム・ポンギュ記者 bong9@hani.co.kr
大統領府は今回の事件がイ大統領と政府のイメージと信頼度はもちろん、公職社会規律に非常に悪い影響を及ぼしていると判断している。特に今回のことが‘権力核心の国政壟断’事件に拡大し執権後半期の国政運営に大型悪材となる可能性に神経を尖らせている。すでに野党は今回の事件を‘ヨンポ会ゲート’と規定し、政権核心の特定人脈を狙っている。大統領府がこの日 「違法事実が明らかになれば厳重に問責しなさい」というイ大統領の発言を速かに公開したことは、大統領府に向けられた疑惑が大きくなることを急いで遮断しようとする意図と見える。
大統領府はひとまず「検察捜査を見守ろう」という態度だ。大統領府高位関係者は 「総理室から今週初めに検察へ事件を渡せば、すべての疑問が(検察で)深く扱われるのではないか」と話した。イ・インギュ公職倫理支援官がパク・ヨンジュン国務次長の指揮を受け動いたのか、イ支援官が大統領府のイ・ヨンホ雇用労使秘書官や他の秘書官に報告していたのか、パク次長やイ秘書官がさらに上層部ラインに報告をしていたのかなどが検察が解かなければならない疑惑だ。だが、与党内部ではすでに「イ・インギュ支援官の線で終えようとするだろう」 とか、「今回適当に処理してやり過ごすならば任期後半でますます耐えがたい状況をむかえることになるだろう」という憂慮が出てきている。
今回の事件はイ大統領の大統領府・内閣改編構想にも一定部分 影響を与えるものと見られる。人事の幅がもう少し広がり、非難された特定人脈らが排除される可能性が高いと大統領府関係者が伝えた。イ大統領の‘のろま人事’が変わるのではないかということも関心事だ。
大統領府関係者はこの日、記者らと会い「早ければ今週、大統領府システム改編をするという目標で最後の作業をしている」と話した。イ大統領は今週、大統領府組織改編をした後、来る14日のハンナラ党全党大会前後に大統領室長をはじめとする首席らの半数以上の‘人物交替’を断行すると発表された。大統領府組織では国政企画首席室を廃止し、企画管理秘書官室機能と合わせ‘国政状況室’概念の職制を新設し、‘疎通’強化のために市民社会首席室を新設する方案などが検討されている。広報首席室とメッセージ企画官室も統合される可能性が高い。
事実上、辞意を表明したチョン・ウンチャン国務総理を含む内閣改編と関連しては、7・28再補欠選挙以前を目標に人選作業を進めていると大統領府関係者が伝えた。チョン総理が3日、イ大統領に面談したが公式立場表明は数日遅らせているという話も出てきている。内閣も最小7~8部の長官が交替させられる大幅変化があるということが与党要人らの伝言だ。
ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/428772.html 訳J.S