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海軍 状況日誌 "21:15分頃 天安艦が浸水中" 言及

原文入力:2010-07-02午後06:53:03(1203字)
統一ニュース 単独報道 合調団 主張 21時22分と7分差異
事件原因も‘浸水’と認識…発生時刻・原因論難 熱くなる模様

←国防部が29日午後、京畿平沢2艦隊司令部で全国言論労組と韓国記者協会、ディレクター協会など3ヶ言論団体会員たちを相手に開いた‘天安艦言論人説明会’に参加した記者とディレクターらが天安艦の切断面を調べている。 平沢/キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr

天安艦が民・軍合同調査団(合調団)が爆発時点として捉えている3月26日夜9時22分にはすでに浸水中であったという海軍の状況報告があったことが分かった。これに伴い、天安艦事件の発生時点などを巡る論難が再び強まるものと見られる。

インターネット言論<統一ニュース>は2日‘ "21:15分頃、天安艦が浸水し措置中" ’という記事で "21:15分頃、ペクリョン島西側1.2NMで天安艦が原因未詳(爆発音聴取)で浸水し措置中の状況" と書かれた海軍作戦司令部(海作司)の‘状況報告’を入手したと明らかにした。これまで合調団は天安艦事件発生時刻を夜9時22分と規定してきている。

統一ニュースによれば、この文書の右側上段には‘KJCCS’(合同指揮統制体系)と表記されている。統一ニュースはこれは合同参謀本部で使う指揮、統制、通信および情報体系(C4I)を意味するもので、"合同参謀を含め軍指揮ラインがこのような状況を共有した" ことを意味すると指摘した。

統一ニュースはまた「文書の左側には‘天安艦浸水状況(最初)’という文句の下、当時の事故状況が絵で説明されている」と明らかにした。統一ニュースはこの他に 「‘視程2NM(曇り)’等、当時の近隣気象状況を現わす数値らが記されている」と報道した。

統一ニュースは海作司のこういう‘状況報告’が既存の文化放送(MBC)報道やチェ・ムンスン議員(民主党)の記者会見の基礎となった文書とも別のものだと指摘した。 文化放送は軍‘状況日誌’を土台に最初の状況報告時刻を午後9時15分だと報道し、チェ・ムンスン議員も軍の内部文書に基づき「合同参謀で事故発生時刻を9時15分から45分に直した」と確認した。
このように3ヶの各々別の文書が同じく天安艦事件発生時刻を夜9時15分頃と明示していることにより、事件発生時刻に対する論難が大きくなるものと見られる。

統一ニュースはまた「今回の文書を通じて海軍は最初状況を敵の攻撃よりは'浸水'と認識し報告したことが確認」されたと指摘した。これに伴い、天安艦沈没が魚雷によるものという合調団の主張と関連した論争もより一層熱くなると予想される。

キム・ポグン記者 tree21@hani.co.kr
https://www.hani.co.kr/arti/ISSUE/72/428573.html