原文入力:2010-07-02午前09:55:40(1334字)
イ・インギュなど民間査察主導者ら 所属
与党議員も "続々明らかにすべき" チョン・ビョンホン議員 "ウォーターゲート 凌駕"
イユ・チュヒョン記者
政界が1日、迎日・浦項出身の公職者の集いである‘迎浦(ヨンポ)会’に集中砲火を浴びせた。この集いに所属する人々が民間人不法査察を主導したという事実が知らされたためだ。査察を担当したイ・インギュ総理室公職倫理支援官はこの間、公式報告ラインでないイ・ヨンホ大統領府雇用労使秘書官に報告したという疑惑が提起されていたが、2人ともヨンポ会のメンバーだ。
キム・ソンシク ハンナラ党議員は1日<キリスト教放送>で民間人不法査察と関連して「誰の指示を受け公職倫理支援官が民間人を内偵することになったのか、ずばり明らかにしなければならない」として「今回のことを契機に、この間うわさだけで知らされたヨンポ会という地域ネットワークに対し徹底的に確認してみる必要がある」と話した。
チョン・ビョンホン民主党議員もこの日<平和放送>ラジオ インタビューで「特定地域の人脈と親密な人々が事実上親衛組織の性格に変質し、公職社会を監視し、虎の威を借りた狐のように振る舞い、民間人の部分にまで横暴を働いている」として「これはウォーターゲート事件を凌駕する典型的なゲート事件」と話した。チョン議員はまた「浦項出身大統領を背景に、虎の威を借る狐をしてきたというのが今回の事件の本質で、大統領はこの間これを傍観・容認してきたという点でも責任を免れえない」とし「これを明らかにするためには特検または、国政調査が必要だ」と主張した。キム・ジョンチョル進歩新党スポークスマンも論評で「ヨンポ会の形態はまちがいなく同郷出身組織暴力団」としながら「ヨンポ会の集りは自発的に解散し、これらの不正形態に対しても徹底した調査が必要だ」と話した。
去る80年に作られたヨンポ会は、本来は故郷が同じ5級以上公務員たちが集まる親睦会程度だったが、浦項出身の李明博大統領が就任してから関心の対象に浮び上がった。ヨンポ会初代総務を引き受けたパク・ミョンジェ前行政自治部長官は「初めは20~30人程度が集まり、故郷発展問題、奨学金事業のようなことを相談する集いだった」と話した。だが、当時もイ・サンドク ハンナラ党議員など政治家・企業家らが諮問委員・顧問などを引き受けていた。以後、法曹・言論・経営など各分野の同地域出身要人たちが集まる郷友会へ発展した。
ヨンポ会のある関係者は「前回の大統領選挙時はこの会の出身会員たちが自然にイ大統領の選挙運動を直間接的に助けた」と話した。2008年11月、ヨンポ会の集いでは、チェ・シジュン放送通信委員長が参加し「私たちの指導者イ大統領のために力いっぱい支援する情熱を胸に刻もう」と話した事実が知らされ論難が起きた。
イユ・チュヒョン記者 edigna@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/428439.html 訳J.S