原文入力:2010-07-01午後10:21:23(831字)
大邱 女子大生 殺害事件 被害者 母親
"両親 落ち着かせようと 一緒に飲んで" 警察 弁明
パク・ジュヒ記者
大邱 女子大生拉致・殺害事件に対する警察の不実捜査が論難を引き起こしているなかで、捜査を指揮した警察官が拉致当日に被害者の家で酒を飲んだ事実が明らかになった。
1日午前、慶南、居昌郡、堂洞村入り口で進行された現場検証で、殺害された女子大生イ・某(26)氏の母親キム・某氏は 「拉致当日、金を送れとの容疑者の脅迫電話が相次いでかかってきたが、家に来ていた警察幹部が婦人警官に酒を買ってこさせ、酒を飲んでいた」として「酒を飲んだ後、ソファーでいびきをかいて寝た」と主張した。イ氏の父親も「私は普段酒を飲めないので、一杯程度受けて飲み、警察官が家に残っていた焼酎数杯と婦人警官が買ってきた焼酎1本を一人で飲んだ」と付け加えた。
これに対し大邱地方警察庁は酒を飲んだというチェ・某警衛(訳注:警部補相当)を調査し「イ氏の両親が極度に不安そうな状態だったので、落ち着かせようと酒を薦めたという」と弁明した。警察は続けて「チェ警衛が36時間以上、連続勤務をしていたために疲れて30分程度うとうとした」と付け加えた。
チェ警衛が酒を飲んだ時刻は事件当日の先月23日夕方だ。この日、警察は容疑者の車を追いかけて逃し、容疑者は夕方7時26分頃にイ氏の家に電話をかけ「警察が私を追いかけているよ、ありがとう」と言って電話を切った。チェ警衛は以後2時間以上にわたって被害者宅で焼酎を飲んだが、警察が被害者の両親を慰めるとして酒を飲んでいた時間にイ氏は無惨に殺害された。
大邱/パク・ジュヒ記者 hope@hani.co.kr
原文: 訳J.S