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イ・ドングァン首席‘戦作権エンバーゴ’再び 荒唐 主張

原文入力:2010-06-25午後06:59:27(1244字)
"出入り記者幹事団が受け入れ…ハンギョレ 反対したことがない"
実際には幹事団が尋ね内部議論後に拒否意向伝達

イム・ソクキュ記者

←イ・ドングァン広報首席

イ・ドングァン大統領府広報首席が戦時作戦統制権(戦作権)転換関連<ハンギョレ>報道(23日付1面)に対し、去る24日「ハンギョレがエンバーゴ(特定時点まで報道猶予)を破った」と話したのに続き、25日にも再び事実と違う主張を展開した。

イ首席はこの日‘<ハンギョレ>戦作権エンバーゴ破棄関連報道に対する立場’という資料を出した。<ハンギョレ>がこの日の新聞に「ハンギョレは大統領府のエンバーゴ受け入れ要請を拒否したので、当初からエンバーゴが成立しなかった」と報道したことに対する反論だ。

イ首席は資料で「エンバーゴに対して出入り記者幹事団と協議し、幹事団がエンバーゴを受け入れ、出入り記者団に公示した」と主張した。しかし、これは事実と違う。イ首席は去る22日午後「27日韓-米首脳会談で戦作権転換延期議論がなされる予定だが、これをエンバーゴにしてくれ」と大統領府出入り記者幹事団に要請した。以後、幹事団は「大統領府からエンバーゴ要請があり、受け入れるか拒否するか各報道機関別に議論し答をくれ」とし全体出入り記者らに意見を聞いた。幹事団がエンバーゴを直ちに受け入れたのではなかった。通常、エンバーゴは出入り記者らの全員一致合意がなされてこそ決定されるためだ。

イ首席はこの日の資料で「ハンギョレ出入り記者も不明確な態度を見せただけでエンバーゴに反対した事実はない」と主張した。これは明確に事実をわい曲したものだ。<ハンギョレ>出入り記者は当時「エンバーゴ受け入れるかどうかを知らせてくれ」という幹事団の公示を受け、「内部議論を経た後に答を与える」と数回明らかにし、続いて「エンバーゴを受け入れることはできない」という最終方針も幹事団と記者らに明確に伝達した。イ首席はむしろ記者たちの議論が始まって10分目に記者室に訪ねてきて、一方的にエンバーゴ成立を既定事実として前提にしたまま「エンバーゴを守ってくれ」と要求した。

イ首席はまた「去る24日、出入り記者団が総会を開催し<ハンギョレ>等に対し懲戒することを決めた」として「出入り記者団自ら‘エンバーゴ破棄’を認め、懲戒を決めたのであり、ハンギョレの主張は一考の価値もない」と主張した。しかしハンギョレは記者団総会で「今回の懸案はエンバーゴ自体が成立しなかったことなので懲戒を受け入れることはできない」という立場を明確にした。記者らの間でも賛否論議があった。

イム・ソクキュ記者 sky@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/427520.html 訳J.S