行政安全部の中央災害安全対策本部(中対本)は、27日午後8時現在、慶尚圏の山火事で死者28人、負傷者32人、計60人の死傷者が発生していると発表した。
中対本の報告書によると、今回の山火事で慶尚北道では24人が死亡し、21人が負傷した。
今月25日に行方不明になっていた90代の高齢者が27日午後に、慶尚北道盈徳(ヨンドク)での消火作業中に行方不明になっていた山火事監視員のAさん(69)が同日午前にそれぞれ発見されたことで、死者は前日から2人増えた。慶尚南道山清郡(サンチョングン)は死者4人、負傷者9人。蔚州郡温陽邑(ウルチュグン・オニャンウプ)は負傷者2人。
27日午後6時現在、消火作業が行われている大中規模の山火事地域は7地域で、山林の被害面積は3万8665ヘクタールと集計されている。これはソウルの面積の50%を超える規模で、過去最悪。
避難者数はこの日午後7時現在で3万7826人で、うち2万9290人がすでに帰宅している。
現在までに山火事の被害を受けた住宅や工場などの施設は2639棟。
この日午後6時現在の鎮火率は慶尚南道山清・河東(ハドン)81%、慶尚北道義城(ウィソン)62%、安東(アンドン)62%、盈徳55%、英陽(ヨンヤン)60%、青松(チョンソン)80%、全羅北道茂朱(ムジュ)95%。