原文入力:2010-06-22午後09:56:40(1051字)
イ大統領-オバマ大統領 26日 首脳会談で
"延期" 発表の可能性も…政府の話 逆転 論難
ファン・ジュンボム記者
李明博大統領とバラク・オバマ米国大統領が来る26日(現地時間)カナダ、トロントで首脳会談を開き、2012年4月17日に予定された戦時作戦統制権(戦作権)転換を延期する問題を公式議論することにした。これは両国政府がこの間「2012年転換という予定された日程どおり推進するという方針に変わることがない」と明らかにしたのとは異なる態度で、電撃的な戦作権転換延期推進を巡り論難が予想される。
政府核心関係者は22日「トロント主要20ヶ国(G20)首脳会議を契機に開かれる韓-米首脳会談で戦作権転換延期問題を議論することにした」と話した。両首脳は議論の結果により共同記者会見を行い発表する方案を検討中だと知らされた。これは韓・米両首脳が戦作権転換延期を公式宣言する段階に差し迫ったことを意味すると見られる。
大統領府関係者は「どんな結論が出てくるか最終的には決まっていない」としつつも「仕事がうまくいけば成果物がありえる」と話した。戦作権転換延期に両首脳が合意する場合、何年度まで延期するのかまで特定するかは知らされなかった。
戦作権転換延期問題は去る3月26日に発生した天安艦沈没事故を契機に両国間で急速に議論が進展したと分かった。大統領府関係者は天安艦局面で戦作権転換延期と関連し「北韓と対立した状況で天安艦事態まで発生し、2012年戦作権転換延期で韓米連合司令部が解体されることに対する恐れがあるのは事実」と話した。イ大統領の外交安保諮問団も先月、戦作権転換時点を再考しなければならないという報告書を提出した。
大統領府と国防部、外交通商部など政府当局はこの間、戦作権転換延期に対し公式に「既存日程に変わりない」と明らかにしてきた。今月の初めに一部言論が 「韓・米首脳が6月末トロント会談で戦作権転換延期を発表する可能性がある」と報道した時も、大統領府核心関係者たちは「そのような大きな問題をそのように容易にできるか。そのような可能性はない」、「公式的な議論を出来ずにいる状況」として極力否認した。
ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/426905.html 訳J.S