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朴槿恵 MB経済政策 正面批判

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/426794.html

原文入力:2010-06-22午前10:10:40(1306字)
企画財政委で "両極化・国家財政悪化" 指摘
‘福祉’カード持って大統領選挙に向けた歩みへ突入 分析

ソン・ヨンチョル記者

朴槿恵前ハンナラ党代表が21日 「経済政策運用で国民和合に対する配慮が足りない」として、現政権の両極化深化と国家財政悪化などを批判した。また、パク前代表は「経済政策運用の主眼点を成長率だけでなく庶民と若年層に役立つことに置かなければならない」とし、両極化緩和と福祉を強調する‘朴槿恵印の経済政策’の一端を提示した。

国会常任委を保健福祉委から企画財政委に移したパク前代表は、この日の会議で「所得分配構造が悪化し中産層が萎縮している。こういう傾向では社会統合も悪化する」として「経済危機克服に重点を置きながら、もう少し根本的な問題解決は粗雑にしたのではないのかと思う」と話した。彼女は 「社会的サービス産業の比重をもっと増やすなり零細中小企業の役割を増大することも重要だ。いつも問題がある元請け企業の不公正取り引き根絶にも根本的な対策が必要だ」とし、社会福祉と中小企業強化を解決法として提示することもした。パク前代表は会議前に記者らと会った席でも 「所得分配や両極化問題が非常に重く台頭している」として関心を表わした。

国家財政悪化部分も指摘した。彼女は 「急激に増える国の借金に対し国民の憂慮が大きくなっているが、政府信頼性に問題はないのか、外部衝撃がある度に我が国の経済が非常に脆弱な姿を見せる点に対し経済安全性に問題はないのか、総合的な点検が必要だ」と話した。

この日のパク前代表の発言は政府に向けた質問と批判の形式を帯びていたが、事実上 自身の経済分野に関する考えを表明する‘演説’に近かった。7月全党大会不出馬を宣言した状況で、この間の‘一言’政府批判から抜け出し、長い呼吸で代案を提示する別の歩みを始めたという分析が出てくる。ある側近は「パク前代表は外交、安保、国防の部分では保守の態度を堅持するものの、社会福祉分野では暖かい保守を追求しなければならないという考えが強い」として「特に今回の地方選挙で地域色を覆って現れた階層、世代間葛藤に‘福祉’という哲学で、1%富裕層のための政権という李明博政権とは違うという点を表わしたもの」と話した。また別のある側近は「パク前代表はすべての国民がまんべんなく幸せでなければならないのではないかという考えを持っている」と話した。

パク前代表はこの間、政界と学界の色々な人々と定期的に会い、ドイツ式社会安全網と福祉政策に関し勉強してきたと知られた。昨年5月、米国スタンフォード大講演では「経済発展の最終目標は疎外階層を含むすべての国民が共に参加する共同体の幸福共有に合わされなければならない」として、原則ある資本主義を強調することもした。ソン・ヨンチョル記者 sychee@hani.co.kr

原文: 訳J.S