原文入力:2010-06-22午前09:00:59(1284字)
‘天安艦以後 対北韓戦略’大統領に報告…‘首脳会談’建議も
ソン・ウォンジェ記者
大統領の諮問機関である民主平和統一諮問会議(民主平統)は政府の‘天安艦対北韓措置’以後の対北韓政策基調と関連して「水面下接触を通じ南北首脳会談を推進する方案」を含む南北関係出口戦略の用意に出ることを最近、民主平統議長である李明博大統領に建議したと21日明らかにした。
民主平統(首席副議長 イ・ギテク)は去る18日、イ大統領に報告した‘天安艦対応措置以後の対北韓戦略運用方案’という題名の政策建議書を通じ「今後の南北関係で理想的水準と現実的水準を全て考慮する姿勢が必要だ」とし「今から内部的非公開的に出口戦略を用意するものの、中期目標とこれを実現するための戦略樹立作業を併行しなければならない」(経済科学環境分科委)で明らかにした。
民主平統は特に「南北関係の状況展開により、北韓の‘退路’を用意し対話局面に備えなければならない」とし「‘危機はむしろ機会’という言葉があるように、天安艦事態を解決していく過程で南北‘水面下接触’を通じ電撃的に南北首脳会談を推進する方案も講じる必要がある」(政治南北対話分科委)で提示した。
民主平統は‘天安艦対北韓措置’に対し「政府は北韓当局の謝罪および事件関連者らの処罰を要求しているが、北韓が短期間に受け入れる可能性は低い」とし「政府が使用できるカードを一度に全て使うことにより戦略的位置づけを狭くさせたという指摘もある」(経済科学環境分科委)と評価した。また「天安艦事態と関連し今後の国際制裁を巡り米・中など主要国家間取り引きが成り立つ可能性に留意する」とし「この場合、我々が対北韓対策の主導権を喪失した中で事実上、何ら対北韓制裁がない状況で事態が終結する危険が今なお残っている」(人権福祉分科委)と憂慮した。
民主平統関係者は「今回の政策建議は民主平統傘下9ヶ分科委員会で先月19~28日分野別に審議した政策建議内容を加減なしに反映したもの」と話した。だが、大統領の統一政策諮問機関が天安艦事件以後の対北韓政策基調の変化を議長である大統領に公式建議したという点で注目される。
また、民主平統は建議書で2012年4月17日に予定された戦時作戦統制権転換問題に対しては「韓半島の安保脅威が完全に解消された以後に可能なよう調整しなければならない」(女性定着支援分科委)と明らかにした。また△国連安全保障理事会対北韓制裁決議採択に全力投球すること△天安艦真相調査結果に対する公信力を向上すること△政府対応措置の目標を明確にし推進戦略を再調整すること△国論を再結集し統一安保観を再確立することなどをイ大統領に建議した。
ソン・ウォンジェ記者 wonje@hani.co.kr
原文: 訳J.S