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シム・サンジョン "進歩勢力 連合政治 論議 枠組み作るべき"

原文入力:2010-06-14午後10:11:46(2677字)
[進歩の再構成 道を問う] ①シム・サンジョン

イム・ソクキュ記者,ソン・ホジン記者,イ・ジョンチャン記者

←シム・サンジョン前進歩新党代表

進歩陣営は今後、どんな道を行かなければならないか? 6・2地方選挙以後、進歩の将来を巡り多様な議論がなされている。新しい進歩政党建設論だけでなく政党連合(選挙連帯)論、連合政党(合党)論も出ている。進歩政党内外の人々に進歩の再構成に対する意見を聞いてみる。

MB政権審判 求心点
民主党でない野党圏連帯
選挙で明確にあらわれる

内部論難を押し切り京畿道知事候補職を辞退し進歩の未来に対する論争を触発させたシム・サンジョン前進歩新党代表に14日ソウル、西橋洞の政治研究所‘政治パロ’で会った。

-京畿道知事候補として完走せずに辞退したことに対し党内外の論難があるが、自らどのように評価するか?

 "辞退したのは李明博政権を審判しなければならないという広範な民心をどんな方式ででも引き込まなければならないという切迫した心情だった。ただし、党の決定としてできなかった過程に対しては、私が耐えて党が解決しなければならない問題として残っている。"

-進歩新党は野党圏連帯に能動的に対応できなかったと見るか?

 "今回の選挙はロウソクのあかりエネルギーが選挙と出会ったものだ。ロウソクのあかりは既存政治構造を跳び越えるエネルギーを持っている。だから硬直した保守政治勢力、価値とビジョンが消耗した民主党、少数派に留まっている進歩政治勢力を跳び越える、そのような政治エネルギーがまさにロウソクのあかりだ。ロウソクのあかりは民主主義とともに社会経済的基本権に対する要求を含んでいる。そうした点でロウソクのあかりエネルギーは李明博政権審判にのみ終わるのでなく、自分たちが提起した議題を実現する方向に更に出るだろう。進歩政治はロウソクのあかりのエネルギーと強く手を取り合わなければならないという認識が今回‘MB審判’を要求する民心として出てきたものと解釈する。"

-現在の進歩政党の枠組みはこういうエネルギーを吸収しにくいのではないか?

 "連合政治を積極的に活用しなければならない。進歩新党の力だけで国民に価値とビジョンを説得するには絶対的限界がある。今、社会変化を受けて抱くことのできる進歩的市民が選択できるきちんとした政党がない。進歩的市民らが選択できる代案政党を作ることに進歩政治勢力が積極的にでなければならない。"

-連合政治が可能な現実政治勢力として進歩新党と民主労働党、親盧勢力を挙げたことがあるが。

 "信じられる代案政党がないということがロウソクのあかりが提起した強力な課題だった。この点は今回の選挙でも李明博政権審判の求心点を民主党とは見ずに野党連帯に見たという点でも明確にあらわれている。野党圏が去る10年、民主改革勢力執権時期の成果と限界、進歩政治10年の実験の成果と限界、市民社会運動の政治化を総合する土台の上で進歩的市民が選択できる政治路線を確立することに積極的にでなければならない。ひとまずそれを融合する政治過程を積極的に作ってみて、そこから組織的展望も出てくるのではないかということが私の問題意識だ。"

進歩的市民が選択する代案政党を作るための新しい政治路線をたてる時

-これら勢力が政治的に融合できる条件があるか?

 "民主改革勢力は新自由主義経済政策に対する民心の要求を受け入れ、どこまで省察するのか考えなければならない。盧武鉉前大統領が<進歩の未来>という本で一定部分省察をしたが、そうした点を高く評価する。それは盧武鉉大統領の‘私を踏んで進歩に進め’という注文だと見る。民主労働党も北韓に対する問題、政党民主主義に対する省察がなければならない。進歩新党は民主主義課題と進歩の価値をどのように接続させるかに対する省察的再確立が必要だ。"

-融合と表現したが、勢力間の統合なのか、でなければ選挙連帯を言うということなのか?

“政治連合の最後の目標は組織統合だが、優先的な第1目標は新しい政治路線確立のための論議の枠組みから作ることだ。論議の枠組みを作る第1の目標は可能だと見る。国民がそれを注文しているということが選挙過程ですでに確認された。選挙時期の‘やりとり式黙って連帯’を跳び越え、政治路線に対する省察と検証と代案を用意するための論議の広場を作ろうということだ。この議論の結果と水準により連合政治の組織的連帯水準と方法が規定されるだろう。”

-議論の枠組み、広場というのが具体的に連席会議や円卓会議のような構想か?

“例えば比例代表拡充とか、決選投票制のような制度的条件が用意されるまで、国民が快く選択できる代案政党が作られる以前までは連合政治が構造化されるほかはない空間だと見る。”

-野党圏連帯交渉の枠組みだった‘5+4’は連合政治論議のための新しい枠組みとして適切でないと見るか?

“李明博政権審判のための全野党陣営共助の必要性を実現したという点では肯定的に見るが、社会変化と民心の要求を盛り込むイシュー主導力を持てず、民主党の覇権論理が作動した空間だった。したがって新しい時代的イシュー主導力を持ちながら民主党の覇権も牽制する、そのような進歩陣営の連帯の枠組みが表面化しなければならない。”

-市民・社会陣営と学界の一方では、米国民主党式の連合政党論も主張している。大衆的支持度があるシム・サンジョン、ノ・フェチャンのお二人が民主党に入り進歩ブロックを形成することができるという見解もある。

“民主党の変化と革新のためにも民主党外で強力な進歩政治求心、変化と革新の求心が形成されなければならない。民主党と競争し、連帯する過程で民主党も変化することができる。私の連合政治構想は民主党を排除するのではなく、民主党を進歩的に克服できる代案政治勢力を作らなければならないということだ。それは民主党内部に対するメッセージでもある。”

インタビュー イム・ソクキュ、ソン・ホジン記者 sky@hani.co.kr
写真イ・ジョンチャン先任記者 rhee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/425590.html 訳J.S