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党・政府・大統領官邸 民心収拾策‘権力闘争’様相

原文入力:2010-06-10午後09:52:55(1595字)
チョン総理側 "刷新建議ための大統領単独面談 失敗"
与党少壮派と共感…大統領府 参謀ら "言論プレイ"

ソン・ウォンジェ記者,キム・ギョンホ記者,ファン・ジュンボム記者

←チョン・ウンチャン総理が10日午前、国会本会議に出席し国務委員席で考えに沈んでいる。 キム・ギョンホ記者 jijae@hani.co.kr

6・2地方選挙敗北後に提起された人的刷新論争が党・政府・大統領官邸核心らの‘パワーゲーム’様相になっている。去る9日、チョン・ウンチャン国務総理が李明博大統領と単独面談しようとしたが不発に終わったという論難はその代表的兆候という解釈が出てきている。

チョン総理は去る9日、大統領府週間定例報告でイ大統領に大統領府と政府の大々的人的刷新および国政基調修正を強力に建議しようとしたが、単独面談の機会をつかめず‘未遂’に終わったとチョン総理側近らが10日伝えた。

9日昼、チョン総理周辺で「チョン総理がイ大統領に単独面談し職を賭けて刷新を建議する」という話が流れ出て、夕方には「単独面談できなかった」という話に変わった。チョン総理が大統領府に入った時は、すでにチョン・ジョンキル大統領室長と政務・広報・国政企画など関連首席らが席を占めていて、週間定例報告の後にチョン総理はナロ号発射現場に向かい席をはずしたという。

チョン総理は大統領府週間定例報告に先立ち、イ大統領に大統領府参謀らに対する大々的刷新を建議する方案を政府とハンナラ党の一部少壮派、核心側近らと事前に議論したと分かった。この間、世宗市修正論難の先頭に立ってきてチョン総理が中道実用と改革的政策に集中できなかったが、人的刷新を貫徹し自らの特色を出すという構想を整えたものとみられる。チョン総理のある側近は「単独面談はできなかったものの人的刷新と中道実用強化に対するチョン総理の意志は確かだ」とし「今後こういう意をどんな方法ででも明確にするだろう」と話した。天安艦事件を経て保守・一方主義色がさらに深まった国政基調を変えるための一種の‘路線闘争’という説明だ。

だが、この日 チョン総理の‘単独面談不発’論難は大統領府早期刷新主張に拒否感を持ってきた大統領府参謀らを刺激した。大統領府の一部では「チョン総理側近らがチョン総理を前面に立てて主導権を握ろうと言論プレイをした」とし、不快感を表わした。また、大統領府側では‘果たしてチョン総理がイ大統領に単独面談し職を賭けて刷新案を建議するつもりがあったのかさえ疑わしい’という反応が出てきている。大統領府関係者は「イ大統領とチョン総理が週間定例報告の時に茶を飲み歓談したが、チョン総理にその気があるならば単独面談ではなくても建議できたのではないか」と話した。

他の核心関係者は「イ大統領が下半期国政運営方向を大きな枠組みで悩み、時間がかかることであり、何もなしにやり過ごすという意ではない」と話した。人的刷新に中途はんぱな与党要人らとしては今回のことが党・政府・大統領官邸刷新主張を引き降ろす口実となったわけだ。

だが、チョン総理側では総理の建議内容に感づいた大統領府参謀らが大統領と総理の単独面談を阻んだのではないかという疑いを送っている。与党のある関係者は「刷新論争が名分は消え失せ、‘変えよう’という側と‘持ちこたえよう’という側の力比べに流れ、昨年4月補欠選敗北の時のようにうやむやになるのではと心配になる」と話した。

ソン・ウォンジェ、ファン・ジュンボム記者 wonje@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/425054.html 訳J.S