原文入力:2010-06-06午後06:32:16(993字)
東大 現代韓国研究センター開所
姜尙中教授がセンター長 引き受け
チョン・ナムグ記者
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日本東京大学現代韓国研究センターが5日午後、開所式を開き本格的な活動に入った。東京大には米国研究所や東洋文化研究所はあるが、アジアの個別国家を本格的に扱う研究所が開所したのは韓国研究センターが初めてだ。
韓国研究センター開設には韓国国籍で初の東京大教授に任用された姜尙中(60・写真左から3人目)教授の役割が大きかった。姜教授は定年退職を控え日本国内の韓国研究者を増やすことを最後の課題として研究センター開設のために一昨年から全力で奮闘した。韓国国際交流財団が5年間に100万ドルを支援することにし願いを実現した。姜教授は「最近10年間、日本の韓国に対する認識が驚く程変わり、韓国に対する関心が広まる中で韓国を正しく知らせなければならない必要が大きくなった」とセンター設立理由を明らかにした。
研究センター長を引き受けた姜教授はこのセンターを基盤に、毎年ワークショップを3回、国際シンポジウムを1回ずつ開き、市民講座も開く計画だ。韓流スターの講演も準備中だ。追加で資金を確保し次第、独立した建物も用意する計画だ。今年の研究課題は‘韓日関係の障害物は何か’だ。
鳩山由紀夫総理はこの日、東京大学福武ホールで開かれた開所式で、官房副長官が代読した祝辞を通じ 「東京大に現代韓国研究センターができ個人的にもうれしく考える」とし「今後、韓日関係発展に尽くすことを願う」と祝賀した。鳩山総理は当初 開所式に直接参加する予定だったが、辞任意志を表明した状況であるため松野頼久官房副長官を代わりに送った。
この日の行事には田中明彦東京大副学長、クォン・チョルヒョン駐日大使、キム・ソンヨプ韓国国際交流財団理事長職務代行とイ・オリョン前文化部長官、チョン・セヒョン前統一部長官、イ・ジョンウォン立教大副総長など韓国と日本の政治・外交関係者と研究者100人余りが参加した。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/424294.html 訳J.S