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米 ‘対北韓措置’速度調節…MB外交 漂流するか

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/424302.html

原文入力:2010-06-06午後08:36:19(1379字)
西海合同訓練 延期…米 "国連見守り対応"
中・ロの反発意識…安保理論議 韓国と温度差

パク・ミンヒ記者,クォン・ヒョクチョル記者,イ・ヨンイン記者

韓国政府の強硬な天安艦対応に全面的な支援を強調した米国政府が、韓国の‘6・2地方選挙’直後に強度調節に出るような姿を見せている。韓国政府当局者らは、韓-米共同戦線に異常はないとし消火を試みているものの、李明博政府の‘天安艦外交’がますます難しい立場に追い込まれているという指摘が出ている。

韓-米両国は8~11日、西海で行おうとしていた合同軍事訓練を今月20日前後に延期した。訓練に参加する予定だった米国核推進航空母艦ジョージ・ワシントン号も母港である日本横須賀港を離れる一日前の4日に出港が取り消しになった。ロバート・ゲイツ米国防長官は4日、キム・テヨン国防長官とシンガポールで会った後、「国連で得ることができるものなどをまず見守り、その後に次の措置を考えたい」とし、合同訓練延期の背景を明らかにした。米国政府が慎重になったことを察することができる。

韓-米間に温度差があるのではないかという分析が出てくるや、キム・テヨン長官は5日シンガポールで記者懇談会を開き「よく準備され意味のある訓練にするべく時期を調整したことであり、延期したわけではない」と解明した。しかし国防部記者団にまで訓練・参観日程がすでに通知された状況であり、キム長官の解明は説得力がないという指摘が多い。その上、訓練形態が韓国軍が主導し米軍が支援する方向に調整され、訓練規模が縮小されるという展望も出てきている。

天安艦問題の国連安全保障理事会(安保理)論議と関連しても、米国政府は‘形式よりは内容が重要だ’という態度と知らされた。韓国が当初目標にした対北韓決議の代わりに、それより格の低い議長声明になる可能性も開けておくという趣旨だ。

米国の微妙な態度変化の背景には、中国の強力な反発があると専門家たちは分析した。中国は天安艦事件を契機に韓・米・日が軍事同盟を強化し対中国包囲網を引き締めているのではという疑いを抱いている。中国の前庭である西海での大規模軍事訓練が代表的だ。香港<サウスチャイナ モーニングポスト>も6日に李明博政府が天安艦沈没対応方案の一つとしてミサイル迎撃用パトリオット ミサイル(3世代PAC3型)を配置する方案を積極的に検討していると報道した。

天安艦事件の安保理対応と関連しても、中国とロシアは米国と角を立てている。セルゲイ・ラブロフ ロシア外相は4日 北京で胡錦濤中国国家主席などに会った後「ロシアと中国は韓半島が実質的に軍事・政治的危機直前の状態に来ていることを非常に憂慮している」とし「天安艦沈没と関連した証拠は、世界が必要で適切だと考えられる程度まで説明できるものでなければならない」と話したと<イタルタス>通信などが伝えた。

北京/パク・ミンヒ特派員、クォン・ヒョクチョル、イ・ヨンイン記者 minggu@hani.co.kr

原文: 訳J.S