原文入力:2010-06-07午前08:19:21(965字)
統一部 対北韓交易業者に要求
イ・ジェフン記者,キム・ソンファン記者
統一部が衣類など対北韓委託加工交易企業等を相手に‘完成品を北側から持ってきても当分は賃加工費を北側に送金しない’という内容の覚書を要求していることが6日 確認された。
不利益を憂慮し匿名を要請した多数の対北韓委託加工交易業者関係者たちは「最近、統一部側が‘搬入品代金決済関連覚書’という文書に署名し提出することを要求している」としてこのように明らかにした。これらは「統一部が送ってきた覚書には‘完成品の搬入が許される場合、当分これに該当する賃加工費を送金しないことを確約します’と記されている」とし「業者がこれに同意し署名捺印して提出しろというのが統一部の要求」と話した。別の業者関係者は「完成品は持ってくるものの、賃加工費は北側に与えないという政府要求は結局、企業等に一種の詐欺営業をしろということと同じであり、とても気まずい」と政府の措置を批判した。
これと関連し衣類委託加工業者代表40～50人余りは8日午後、ソウル、大峙洞、韓国繊維産業連合会で懇談会を開き、最近の事態に対処するための集いを結成し、委託加工交易禁止措置の施行保留および(すでに搬出した原・副資材加工)完成品搬入の全面許容などを政府に促す声明書を採択する予定だ。だが、統一部高位当局者は「5・24対北韓措置は支障なく進行しており、今後もこの基調を維持する」と明らかにした。
統一部関係者は「業者の被害を最小化する次元で5月24日 対北韓措置以前に搬出された原・副資材加工完成品の搬入を選別的に許容し、関連代金決済を当分保留してくれと業者に協力要請をしているのは事実」としつつ「賃加工費などの対北韓送金問題は内部検討を経て政府の立場を定める」と話した。政府の‘5・24対北韓措置’以後、委託加工交易企業等の対北韓送金は一件もなされていない。
イ・ジェフン、キム・ソンファン記者 nomad＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
