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同胞3世たちの韓国訪問

原文入力:2010-06-04午後06:51:38(1189字)
サハリン・日本から来た11人…ソンミ山の村・水曜集会など訪ねる

イ・スンジュン記者,パク・ジョンシク記者

←地球村同胞連帯の招請で祖父・祖母の国を初めて訪れたサハリン在外同胞3世たちが3日午後、ソウル、麻浦区、城山洞のソンミ山学教を見て回っている。 パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr

3日ソウル、麻浦区、城山1洞のソンミ山の村路地は3ヶ国語で騒々しかった。この村のペク・チョンジュ案内チーム長が‘住民共同体’を作って暮らしているソンミ山の村について説明し、韓国語に比較的なじんでいるロシア、サハリン同胞3世キム・オルガ(34)氏がロシア語で他の同胞3世たちに細かく通訳した。在日同胞3世カン・ファンボム(32)氏も地球村同胞連帯(KIN)イ・ウニョン幹事の日本語通訳に耳を傾けた。

彼らは地球村同胞連帯が今年初めて準備した‘同胞3世ネットワーク作り’プログラムに参加したサハリンと日本の同胞3世たちだ。国籍も違い、人生の経験も異なる11人の同胞3世たちは先月30日から祖父、祖母の国を見て回った。

イ・ウニョン幹事は 「同胞3世たちと韓国との連結の輪がどんどん弱くなっている時期なので、遠く離れている3世たちが互いに異なる経験と考えを共有し歴史をよく知ろうという趣旨で準備された行事」と説明した。

サハリン同胞3世たちが作った‘コレイスキー クラブ’に所属するキム・オルガ氏はロシア人と結婚し6才の娘を持つ主婦だ。サハリンで韓国の文化を知らせ名節と父母の日に1世たちと触れ合う席を作った。キム氏は去る2日、韓国挺身隊問題対策協議会が開く‘水曜集会’に参加し、初めて慰安婦の存在を知ることになった。彼女は 「日帝によって犠牲になったハルモニたちがいることを知らなかった。なぜ問題が解決されないのか」と問い直した。

在日コリアン青年連合(KEY)の共同代表カン・ファンボム氏は、サハリン3世たちの暮らしをずっと心配していた。彼は韓国語と日本語を混ぜながら「日本では同胞3世に対する差別は大きく減ったが、同時に同胞の歴史と特殊性は無視されている」として 「ディアスポラ(離散)の歴史の中にいる私たちのような若者がどんな風に悩んでいるのか気になり韓国を訪れた」と話した。彼らは先月30~31日、忠清北道、槐山のソルメ共同体で経験した農業活動を最高の思い出に挙げた。イン・ユラ(25)氏は「トマト支持台を立て雑草も刈った。マッコリを飲んだが、とても旨かった」と笑った。

イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/424125.html 訳J.S