原文入力:2010-06-04午前09:31:19(1248字)
朴槿恵 地方区 敗北 自尊心 傷つく
党 惨敗で‘役割論’台頭も
ソン・ヨンチョル記者
←朴槿恵前ハンナラ党代表
朴槿恵 前ハンナラ党代表は3日、外部日程を持たずソウル、三成洞の自宅に留まった。
心が全く気楽になれない休息だった。6・2地方選挙で朴前代表の地方区である大邱,達城郡守は無所属候補に敗北した。朴前代表は選挙運動が始まった先月20日から13日間、郡内を回り積極的な応援遊説を繰り広げたが成果を上げることはできなかった。‘選挙の女王’が自分の庭で敗れたわけだ。朴前代表はこの日、スポークスマン格であるイ・ジョンヒョン議員を通じ「(ハンナラ党郡守候補について)党員たちが決めたことも尊重しながら、(郡守に対して)達城郡民たちが判断したことも尊重する」と話した。
その上、ハンナラ党は選挙で惨敗した。朴前代表は「選挙は党指導部中心に行うのが正しい」とし、党の応援遊説要請を断った。側近のユ・ジョンボク議員は「党が世宗市法変更推進などをゴリ押しし、パク前代表が選挙に関与できなくさせた」と話した。
ハンナラ党の惨敗が逆説的に朴前代表の力を見せたという解釈もある。「やはり朴前代表が出なくてはいけない」という認識を再確認させたということだ。だが、党内では「無責任な政治家になってしまった」(あるソウル地域初当選議員)という陰口も聞かれる。
党内外では当分、朴前代表の活動空間が狭まるだろうという展望がある。党内大株主のひとりとして惨敗に対する一抹の責任を避けることは難しいためだ。2008年の総選挙当時、親朴無所属旋風を起こし力を示した時とは違い、今度はいわゆる‘牙城’を埋められ、直間接的に助けた候補も殆どいない。原則論者としての彼女の存在感を呼び覚ました世宗市問題も忠清圏与党敗北でその功労が野党圏へ渡った。親朴槿恵系の一部議員らの間では「朴前代表にとって明らかな危機であるだけに、朴前代表がこれからは 評論家の立場ではなく、行動し責任を負う人として新たに本人の空間を作り出さなければならない」という意見が出ている。講演を通じて、この間準備してきた福祉や教育方面の哲学を知らせていくべきだという言葉もある。
しかし朴前代表が静中動の歩みをするだろうという展望が支配的だ。李明博大統領をはじめとする親李明博系主流の態度が、朴前代表の歩みに影響を与えるだろうという展望もある。ある側近は「大統領府が朴前代表の持つ力を認め、活動する空間と口実を与えれば状況が変わることもある」と話した。朴前代表は6日、今回の地方選挙立候補者など党員らと共に6日、地方区の大邱達城郡にある琵瑟山に登る。
ソン・ヨンチョル記者 sychee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/423927.html 訳J.S