原文入力:2010-06-02午後08:05:30(1114字)
天安艦疑惑‘仕置き’に出た検察・警察
キム・ミンギョン記者
ソウル市、蘆原区,光云大前には去る1日から2日続けて蘆原警察署所属警察官らが不審検問をしている。ユ・スンジェ光云大総学生会長(コンピュータ ソフトウェア学4年)は「警察が天安艦関連印刷物を配った学生たちの顔が撮影された閉回路テレビ写真を持ってきて‘その学生たちだけ渡せば行く’と脅しをかけた」とし「学生たちに身分証を要求し、ある単科大学生会長の家にまでついてきて持ち物を検査することもした」と主張した。
蘆原警察署は‘天安艦事件 辻褄合わせの調査結果は信じられない’という題名の印刷物を蘆原区、月渓洞のあるアパートに撒いたことを調査中だ。
検察・警察など公安当局が‘天安艦関連デマ’を取り締まるとし、常識的な水準の疑惑提起まで仕置きしている。警察庁は「インターネットに天安艦事件関連虚偽事実とデマが深刻な水準に広がっている」とし、ネチズンを相手にした高強度捜査方針を明らかにした。
検察も去る1日「天安艦関連デマが選挙に悪用される場合、虚偽事実流布と選挙法違反などの疑惑で拘束捜査する」と脅した。先立って、ソウル中央地検は去る21日に民軍合同調査団に参加したシン・サンチョル<サプライズ>代表の告訴事件を公安1部に割り振った。
公安当局のこういう強硬方針はチョン・ウンチャン国務総理が去る28日「根拠のないデマ流布行為に対応方案を講じろ」と明らかにした後に具体化された。
だが、民・軍合同調査団の天安艦沈没事件調査結果に対する疑問は、インターネットと印刷物等を通じて相変らず提起されている。
去る25日にはソウル市、永登浦区、新吉駅、31日にはソウル市、城東区一帯、1日にはソウル市、鍾路区と各大学などに‘地方選挙用北風操作を中断せよ’、‘天安艦の真実を知りたい’等の内容が込められた印刷物が配布されたり貼り出された。
民主社会のための弁護士会のファン・ヒソク弁護士は「公安当局が立件・起訴などで険悪な雰囲気を作り、天安艦と関連した疑問を全て遮断しようとしているようだ」とし「このように引き続き疑問が提起されるのは天安艦事件の後、市民・社会団体とネチズンなどが吐き出した疑問に対し政府と国防部がまともに解明しなかったため」と話した。
キム・ミンギョン記者 salmat@hani.co.kr
原文: 訳J.S