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‘当惑した’大統領府 "信じ難い"

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/423831.html

原文入力:2010-06-03午前01:06:50(1162字)
放送3社 出口調査 結果 "予想外数値として解釈不能"

ファン・ジュンボム記者

大統領府は2日午後6時、ソウルなど5ヶ広域団体が競合という放送3社の合同出口調査結果が出た直後、当惑感に包まれた。大統領府は直ちに続く開票で、これら大部分の地域でハンナラ党候補が序盤先頭を走るとすぐに慰められ、夜9時を過ぎ薄氷劣勢の様相が続くと再び気をもみながら長い夜を送った。

大統領府関係者たちは放送3社の出口調査結果に初めて接した時は "信じ難い" という反応を示した。特に早くから安定的勝利を占ってきたソウルでオ・セフン ハンナラ党候補がハン・ミョンスク民主党候補に僅か0.2%先んじた経過に強い疑問を見せた。大統領府関係者は 「いくらハン・ミョンスク候補が終盤に追いつくとしても最小5%以上の差は広げると見た」とし「全く思いがけない数値なので解釈が難しい」と話した。大部分の関係者たちは「結局は僅かだけれどソウルで勝つだろう」と話したが、夜10時を過ぎては一部では「ソウルで敗れる可能性も排除できない」という話が出た。

大統領府は首都圏と主要接戦地域の中でソウルと京畿は余裕で勝ち、仁川、慶南、忠北、江原など接線地区でも2~3ヶ所は勝利すると予想してきた。大統領府は選挙前日までも 「結果を予断できない」と慎重な態度を見せながらも、内心‘善戦’以上の結果を前提にして今後の国政運営構想を練ってきた。

李明博大統領が選挙前日の1日、閣僚会議で「選挙が終われば先進一流国家達成のために我が国社会全般のシステム先進化を盛り上げるだろう」と明らかにしたのも、選挙結果にある程度の自信があるためだった。大統領府は地方選挙勝利を土台に中道実用基調を繰り返し前面に出しながら教育・土着・権力型不正の清算と検察・警察・軍改革等を通じ国政掌握力を高めていくという方針をたててきた。

しかし大統領府関係者たちは最終開票結果が放送3社の出口調査のとおり現れる場合、こういう構想に支障が生じるという点のために開票が終る時まで一時も安心できなかった。出口調査結果が最終開票として固まる場合、世宗市修正はもちろん4大河川事業など主要国政事業に一定のブレーキがかかる可能性が高いためだ。

大統領府関係者たちはハンナラ党がソウルを含め全国16ヶ広域団体長の中で7ヶ所を席巻したという<YTN>とギャラップの予測調査結果に希望をかけ開票放送を見守った。

ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr

原文: 訳J.S