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‘汝矣島貿易港’ 政府 釈然としない解明

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/423387.html

原文入力:2010-05-31午後07:25:46(1372字)
当初 "選挙後発表" から "大統領裁可後発表" へ
コンテナ船も "運航" から "運航せず" へ言葉を変える

チョン・ヒョクチュン記者,イユ・チュヒョン記者

政府とソウル市が汝矣島に‘ソウル港’という国際貿易港を推進しているという<ハンギョレ>報道(<ハンギョレ> 31日付1・8面参照)が出た後、国土海洋部とソウル市が直ちに解明に出たが依然 釈然としない部分があり論難が続いている。

国土部は31日、予定外のブリーフィングを開き、汝矣島、ソウル港を地方管理港に指定する内容の‘港湾法施行令’改正案が去る25日 閣僚会議で議決されたと明らかにした。

国土部は港湾法施行令改正案を閣僚会議を通過させた後にも知らせなかったことと関連し、 「施行令改正案が大統領裁可を控えており、裁可を受けた後に発表しようとしていた」とし「閣僚会議で議決しても懸案によって報道資料を出す事もあり出さないこともある」と解明した。

だが、これまで閣僚会議で審議・議決案件である法令改正案は、各主務部署が閣僚会議直前や議決の後に直ちに報道資料を出してきた点に照らしてみれば、国土部の解明には説得力がない。前日、国土部関係者たちは<ハンギョレ>との電話通話で「地方自治体選挙を控え論難の余地があり、わざと知らせなかった」とし「(地方選挙が終わる) 6月3日に報道資料を配布する予定だった」と話した経緯がある。

ソウル港に貨物コンテナ船が運航することが出来るかに関しても、国土部は言葉を変えた。国土部関係者は「仁川で貨物を受け、ソウルにまた移す形でコンテナ船が運航する可能性が高い」と話した。また別の国土部関係者が他の報道機関と行った電話通話でも「半導体のように重量は小さいが高価な製品はコンテナ船を通じ運航できるだろう」と話した。しかし国土部のこの日のブリーフィングで「コンテナ船は経済性がないと判断し運行しないと理解している」と発表した。

観光用漢江クルーズ船の経済性に対しても論難がおきている。ソウル市は解明資料で「5000t級国際クルーズは乗客150人余りを乗せ、3~5日間で中国沿岸都市などを運航する予定だが、今後 京仁アラベッキルが開かれれば1億人を越える中国東部の金持ちたちの中にクルーズ旅行を楽しみソウルに入ってこようとする人々が多いだろう」と明らかにした。

しかし、現在の国内造船会社の中で、STXが建造したクルーズ船‘STXオアシス’が22万t級であり、世界平均が7万t級であることに比べてみれば、5000t級の漢江クルーズはプール・公演会場のような施設も整えることが難しい規模であり国際競争力がないというのが旅行業界関係者たちの話だ。

一方、キム・ジンエ民主党議員はこの日 論評し「今回の貿易港指定で大統領の大運河推進中断発言が結局は国民的反対をまぬがれるためのトリックであったことが明らかになった」と指摘した。

チョン・ヒョクチュン,イユ・チュヒョン記者 june@hani.co.kr

原文: 訳J.S